毒の滴(したたり)-549

例えば、あなたがやった仕事をあたかも自分がやったかのように言う人が出てくるのです。そして、「まあ、小さい事だし」などと反論しないでいると、それがどんどん大きいものへと変わっていきます。交渉が苦手であろうが何だろうが、試合放棄をしてはいけません(「諦めたらそこで試合終了ですよ」と安西先生も言ってます)。苦手なりに果敢に挑まなければならないのです。
会社の上司に限らず、クライアント企業を説得するときもそうですが、具体的な数字や記録を出せた方が相手を説得しやすいです。会社側が実力は認めていても、口ベタなことをいい事にそのまま昇給を見送られてる人も多いです。
労働時間数で人を判断するというのは日本独特のものだと思っていたのですが、カナダでも企業によってはこれがあります。逆に残業していると『仕事のできない人』の烙印を押される企業もあります。
査定が全てではありませんが、働いた分の評価はもらえるようにするべきだと思います。それでも口が達者だったりパフォーマンスがうまい人が功績をかっさらうのはよくありますが。最大限、努力はしてみるってことで。
このご時世、カナダでも昇給が見込める業績の企業というのは少ないのですが、アピールしないとレイオフの対象になる可能性も。そして失業期間が長い程、次の仕事に就けないという負のスパイラルに陥りがちです。

カナダの場合、労働時間の拘束が日本よりひどくないので、実力があればフリーランスや事業主として会社外でビジネスする事も可能です。なのでどこまで企業勤務にウェイトを置くかはその人の判断だと思います(勤めている企業の雇用契約に反していないことに注意する必要があります)。周囲のかなりの人が企業勤めをしつつ、フリーランスや事業主だったりします。スモールビジネスの大半が3年以内に潰れている事を考えると、2足わらじはリスク分散の意味でも有効です。ただ、フリーランスとしての収入が大きいと、失業した時にフリーランスとして独立したとしてみなされて失業保険がもらえないケースもあります。
働く時は労働基準法などある程度、確認しておく事をおススメします(カナダの場合、労働基準は州によって異なります)。

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