毒の滴(したたり)-546

一種の暗示ですね。
これはこれで困ったところがあるのですが。
「ボクは頭良すぎるから周囲が理解出来るか不安」、とか「モテ過ぎて困る」とか、普通にいけしゃあしゃあという人がいます。『あなたの頭が良すぎるなら、何故、こんな場末の企業で働いているのですか?』とか『それはモテてるんじゃなくて肉体目当の輩に言いよられているだけでは?』とかいろいろ思うところはありますが、本人は幸せそうです。
北米のナルシスト写真は、日本の自分撮り写真に通じるところがあります。本人は満足そうですが第三者は苦笑いするしかないという。ただ日本が自分撮りなのに対して、北米ではプロのカメラマンに頼んで自分の写真を撮ってもらってそれをfacebookのみならず、自分のPCのデスクトップやスマホの待ち受け画面にいれたりしますから、どれだけ自分好きなんですか!、と。

北米の自信過多ってちょっと中2病っぽいです。でも中2病が自己愛に満ちた空想や嗜好を自虐的に指した言葉だとすると、北米のそれは『身の丈に合わない壮大すぎる自分を、本当の自分と信じて止まない病(癖(へき))』という感じです。自虐性は全くナシです。しかも日本のそれが内向的なベクトルなのに、彼・彼女のそれは外交的ですから、周囲にいる人間としては、「ええ?それってどうなの?!」感満載です。
でも本人達は気にしませんから、ある意味、最強(最凶?)です。
何事もバランスが大事、ってことで。

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