毒の滴(したたり)-535

補足しておきますとクリニックでMRIを申し込んだ時点で既に問診には答えてサインしています。
病院に行ったらさらに事細かな問診票を渡されました。
全部、該当しない(つまりMRIを受けるのに何ら問題ない)のはわかっているのですが、質問が医療用語満載。電子辞書も持って行ったのですが、辞書にない言葉もありました。でも面白くてひとつひとつ電子辞書を調べてじっくり質問に答えていたら、受付の人がささっとやって来て4つだけ質問して、全部、『No』にチェックして、サインを促されました。確かに手術の経験がなければペースメーカーやクリップが身体の中に入っていることもないのは確かですが。
『artificial limbs or other implanted metal devices』とあったので歯の詰め物やクラウンは大丈夫なのか聞いたら、「大丈夫です」と言われました。でも入れ歯の場合など外せる物は外さないといけないようです。歯の矯正ブリッジとかはどうなるんでしょうかね?

「身体に弾丸が入っている可能性はありますか?」の質問があった時には驚きました。
1. 身体に弾丸が入っている人の率はそんなに高いのでしょうか?
2. 意味的には『金属片が身体にある可能性はありますか?(この質問は最初に出て来ます)』と同じ質問なのでは?
何故あえて再度、『弾丸が入っていないか』を訊くのでしょうか?
謎です。
カナダでは銃は規制されていますので、銃犯罪の被害者がそんなに多いとは思えません。基本、治安はいい国です。カナダは難民受入れをしていますので、戦災被害者を考慮した質問なのかもしれません。

日本にもMRI受診時に「身体に弾丸が入っている可能性はありますか?」の質問はあるのでしょうか?
その昔、叔父は日本で猟銃の流れ弾に当たったことがあるらしいので(山じゃなくて田んぼにいたのに!)、可能性はなくもないですが。

入れ墨やマスカラやアイラインなどの化粧品が磁性体の成分を含む場合は火傷の症状が出る事もあるそうです。磁気ってすごいですね。

ちなみにMRIで放射線被爆はありません。Wikipediaによりますと最初は「核磁気共鳴CT検査」と言ってたのですが『核』という言葉を使うと放射線被爆があるかのような誤解を受けるとのことでMRIという呼称が日本で一般的になったそうです。CTはComputed Tomography、こちらは放射線被爆があります。映像は似ているのに原理が全く違うというのが興味深いです。

続きます。

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