法人へ営業の仕方2(BtoCをBtoBに変換する考え方)【営業代行 東京】 | 小説家を夢見るコンサルティング会社社長のブログ@渋谷

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こんにちは!

法人への営業代行の話の2です!




パワーストーンでできたボタンを売る!




さてどこへ?







まずは



日本繊維新聞に書いた


コラムの記事でも!







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2010年8月24日 日本繊維新聞 ニッセンアカデミー






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上記下部コラム部分



※コラム引用


渋谷のパルコへ繋がる坂道の途中に、ルノアール系列の喫茶店があります。起業したばかりの若い社長が向かいに座っています。「このボタンを売りたいのですが?」これが、営業代行屋としての初めてのお客さんとの出会いで、さらに、アパレル業界に飛び込むキッカケでもありました。今から5年前の出来事です。

 透明のケースにクッションが敷き詰めてあり、宝石のようなカラフルな石の四穴ボタンが大小4つずつ並んでいます。中国で硬玉と呼ばれるヒスイ、水晶、虎目といった半貴石で作られたボタンです。硬玉と言えば、パワーストーンのブレスレットとして、最近よく見かけますね。社長曰く、硬玉は文字通り丈夫で、ボタンの四穴を開けるのには高度な技術が必要である事、石にはそれぞれ花言葉のような宝石言葉があり、これをスーツやワイシャツのボタンにすれば必ずヒットするはずだ。社長は目を輝かせながら話を続けます。手元の資料には、ボタンの原材料、ミリ単位のサイズごとに下代価格が記載されていました。虎目のスーツボタンで1個1,500円程度。石の仕入れ加工は中国で行っているため為替レートの影響も受けます。

 このボタンを販売していくに当たり、私と社長は多くの困難に見舞われることになります。既にお気づきの方も多いかもしれません。それから2年の歳月が経ち(今から3年前)、このボタンは銀座で有名なテーラーさんの目玉商品になります。ある海外ブランドの既製ボタンに後一歩という所までになります。

 当時、私が気になったのは、下代価格でした。通常3つボタンのスーツには、袖口の4個のボタンを入れると11個のボタンを使用します。一個1,500円のボタンが11個で16,500円になります。そんな高価なボタンを採用するブランドはあるのか?ボタンの穴は手彫りなので四穴は正確な均一ではありません。大量生産は可能なのか、さらに生地に縫い付ける際には機械縫いは難しそうです。今思い返せば、課題は山積の状態でした。

 私たちは、業界の商慣習、常識に全くの無知でした。ただし、知らなかったからこそオートクチュールの先生やブランドのバイヤーさんに飛び込みで提案を続け、新しいことに挑戦することが出来ました。営業コンサルの立場から言うと、「既存の業界の慣習に囚われず、別の業界のやり方を如何に取り入れる事が出来るか」、それが今のマーケティングの要だと感じています。このボタンは、業界の垣根を越えて、東急ハンズのパワーストーンの売り場に置いてもらうことも出来ました。「変わった形をした石」としてバイヤーさんに喜ばれたことを今でも覚えています。





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