環境はすごく大切だ。努力する環境にいると、努力するのが当たり前になるし、もう一問、もう30分やろうと考える仲間がいると、自然と同じような思考になっていく。

 

 周囲の人間だけが影響を与えているのではない。普段目にするニュース、景色、本、映画、友達の一言。それらをみて、普段の自分がどんな感想を持ち、どんな意見、文句を言ってしまっているかに気づくこと。気づいたら、もう一度「それは本当なのか」「本気でそう考えるのか」と自分と対話するように考えてみる事。しかしいざ自分と対話しようとすると、良い言葉がでてこない。

 

 だからこそ、自分の心の栄養になり、語句表現を増やしてくれる本をたくさん読んでいくのだ。そしてそれを、いかにも自分自身が発見したかのように、書いてみるのだ。話してみるのだ。書いて話して、恥ずかしさや照れの気持ちがなくなったとき、その言葉は自分自身のモノになったといえる。

 こうやって、学校の勉強以外のすべてから学ぶ姿勢を保ち続けると、毎日が楽しい。

 

 勉強は役に立つとか、役に立たないとか、そういうことを言う人は勉強が役に立たないと誰かに断言して欲しいだけだろう。または勉強は役に立たないと信じている人間だろう。

 役に立たないから 何なのだ。役に立つとはなんなのだ。役に立たない事はやらないのか。こう徹底して考えていくと、その思考の底に潜んでいるあさましい心に気づく。

 勉強は役に立たせていくのだ。今してる学びが何につながるか、考え出していくのだ。全てのことに価値を見出していくのだ。