ノーベル委員会「劉暁波の早すぎる死に中国政府は大きな責任」。チベット亡命政権首相も声明
ノルウェーのノーベル委員会は、ノーベル平和賞受賞者劉暁波の早すぎる死に中国政府は大きな責任を負うと述べた。
「劉暁波が末期になる前に十分な治療が受けられる施設に移送されなかったことをとても悲しく思います。」
ノーベル委員会のベルット・レイス・アンダーソン委員長はこう述べた。
「劉暁波の早すぎる死に、中国政府は大きな責任を負います。」
チベット亡命政権ロブサン・センゲ首相も哀悼の意を表した。
「劉暁波氏の死に心を痛めています。劉暁波氏のニュースをとても細かく見ていました。チベット内外のチベット人を代表し、哀悼の意を表します。妻の劉霞氏には、この難しいときを力強く生きていただければと思います。」
国連人権高等弁務官事務所のゼイド・ラード・フセインは次のように語った。
「中国そして世界の人権運動は、大いなる偉人を失いました。劉暁波氏は、一貫して平和的に人権を擁護・啓蒙してきました。そして、自身の信念を貫いたために、投獄されました。」
アメリカの駐中国大使テリー E ブランスタッドは、世界の尊敬を受ける「本当のロールモデル」を中国政府は失ったと述べた。
「中国政府に対し、すべての良心の囚人を釈放し、基本的人権を尊重するよう求めます。」
【亀田浩史訳】
【亀田浩史訳】