中国報道官、ダライ・ラマの南アフリカ入国拒否に中国政府が加担したことを認める | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

中国報道官、ダライ・ラマの南アフリカ入国拒否に中国政府が加担したことを認める




中国政府の報道官林松添が、南アフリカ政府によるダライ・ラマへのビザ発給拒否に中国政府が関与していたことを認めた。北京で南アフリカのジャーナリストに向けて、林松添は次のように述べた。
「ダライ・ラマを入国させて、両国の関係を損ねることは許されません。」

「ダライ・ラマのために政府が建てた寺院に滞在することをダライ・ラマは拒否しました。」

「宗教の指導者が、どうして亡命先で、陰の政府や内閣をつくるのでしょうか?」

「ダライ・ラマはCIAから資金を受けている疑いがあります。ダライ・ラマは、宗教の指導者としてだけでは生きていけないのです。」

習近平中国国家主席は、南アフリカのインフラと交易に600億ドルの投資を約束し、両国の経済関係は進展してきた。

林松添は次のように述べた。
「我々は南アフリカに多額の投資を行い、良好な関係を築いてきました。ダライ・ラマを入国させ、この良好な関係を損ねることは許されません。」

一方、南アフリカのクレイソン・モネイラ報道官は次のように述べている。
「ダライ・ラマがビザを申請した際、ダライラマ自身がビザの申請を取り下げたのです。ダライ・ラマのビザ申請は歓迎します。しかし、我々にビザを発給する機会は与えられなかったのです。」

2009年、ダライ・ラマは、平和会議に出席するため南アフリカを訪問しようとしたが、ビザを拒否された。また、2012年には盟友デズモンド・ツツに面会するため、再度南アフリカ行きを計画したが、またもやビザを拒否された。

【亀田浩史訳】

元の英語記事はこちら



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