チベット人尼僧が中国政府の弾圧に抗議して焼身自殺。2011年以降チベット本土で137人目 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

チベット人尼僧が中国政府の弾圧に抗議して焼身自殺。2011年以降チベット本土で137人目




8日、四川省で、チベット人尼僧イエシ・カンド(47)が、中国政府の弾圧に抗議して焼身自殺した。

イエシは、カルゼのショキ・ンガソン尼僧院の尼僧だ。イエシは息絶えたと見られる。これにより、2009年以降の焼身自殺者は138人となった。

「イエシは、カルゼ僧院などでのカリキュラムを終えた後、自らの体に火を放ちました。」
現地のチベット人はこう語った。

「イエシは、ダライ・ラマのチベットへの帰還と長寿を求めるスローガンを叫びました。また、チベットの自由も求めました。」

今回の焼身自殺は、8日朝、カルゼ刑務所と警察署に近い、クブシャンで起きた。

「彼女が火を放ってほどなくして、彼女は地面に倒れました。警察が彼女を車両で運びました。」

「親族が、イエシを引き渡すよう当局に求めましたが、拒否されました。目撃者によると、一命を取り留めた可能性はほぼないという。」


「幸せに楽しく」

イエシと同じ僧院出身で現在はオーストラリア在住の僧侶は、イエシが焼身自殺の前夜に友人に会うべく僧院に出向いていたと語った。

「イエシは、友人に対し、幸せに楽しく暮らすようにと言いました。また、チベットのために焼身自殺を含む何かをしなければならないともっていました。」

「しかし、イエシが焼身自殺をすると思会った人はいませんでした。」

「イエシは、シンプルで業績のある尼僧で、健全な判断ができる人でした。また、控えめで親しみのある人でした。」

インドのダラムサラのチベット亡命政権によると、イエシが連行されてから、現地には中国治安部隊がやって来たという。イエシの生死も確認できていないという。

「中国当局は、8日か9日に、イエシの家族を警察署に呼び出し、イエシが死亡したと伝えました。しかし、遺体の引き渡しを拒んでいます。そのため、彼女の生死の確認は難しいです。」

【亀田浩史訳】

元の英語記事はこちら



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