ビルマ(ミャンマー)内戦激化で10万人が中国に流入 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

ビルマ(ミャンマー)内戦激化で10万人が中国に流入




ミャンマー(ビルマ)北部でののコカンでの政府軍と反政府軍の戦闘により、10万人が国境を越えて中国へなだれ込んでいる。19日の赤十字の職員からの情報だ。

戦闘が起きたのは9日のことで、政府軍と Myanmar National Democratic Alliance Army (MNDAA)が戦闘を繰り広げている。

この10日間、すでに10万人が避難している。現地で支援を行っている人々は市民に対し避難を呼びかけている。

MNDAAは、2009年まで手中にあったコカンを取り戻そうとしている。

電話取材に応じた中国赤十字の職員によると、雲南省に10万人以上がなだれ込んでいるという。

「ミャンマー政府軍とコカン同盟の戦闘が起きています。国境を越えて逃げてくる人は増えています。」

「Zhenkang には10万人以上が避難してきています。」

「人々は、ZhenkangのLincangにいます。」

現地では物資が少なくなっているという。

「食糧と宿泊施設が不足しています。」


「協力」の呼びかけ

中国国営メディアによると、この1週間に国境を越えて逃げてきた人は3万人だという。

中国政府は、国境の警備を強め、難民に支援を行っているという。

18日、ミャンマー政府は、中国政府に対し、中国側にいる人からの「テロ攻撃」阻止に強直を求めた。

「協力が必要です。テロ攻撃が中国側にいる人間から行われるのを阻止しなければなりません。」
ミャンマーのテインセイン大統領の側近ムーゾーはFacebookでこう述べた。

ミャンマー政府はMNDAAの指導者ペンを拘束したいと考えている。

「ペンとその仲間が拘束され、、身柄がミャンマー政府に引き渡されれば国境地域の不安はただちになくなるでしょう。」

中国政府は、国境地帯の安定を保つため、両軍に「自制」を求めている。

16日、中国外務省は次のようなコメントを出した。
「中国・ミャンマー関係を損なう活動を中国で行ういかなる組織・個人も中国政府は認めない。」


新たな試み

MNDAAは、中国政府が支援していたゲリラCommunist Party of Burmaが前身だ。

ペンは、政府軍が攻勢を強めた2009年に当地を去っていた。ペンは今回、領土奪還の新たな試みを行っている。

「政府軍が我々を攻撃するにつれ、死者が増えています。」
パイと名乗る役人はこう語った。

「負傷者でいっぱいの病院もあります。」

「この1週間で、100人以上の負傷者が出ています。」

「政府軍側の負傷者の方が多いです。」

現地では中国に好意的な声が増えているという。

「難民は故郷へ戻ろうとしています。コカンで中国国旗を掲げている人も見かけます。」

【亀田浩史訳】

元の英語記事はこちら



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