最近刑務所から釈放されたチベット人が語った刑務所での拷問 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

最近刑務所から釈放されたチベット人が語った刑務所での拷問




中国四川省で投獄されていたチベット人は、食料や衣類を持ってくる家族の面会を拒否され、冬の寒さに苦しみ、拷問を受けていた。中国政府に抗議して5年間投獄されていたチベット人はこう証言した。

健康状態が悪化する中2013年に四川省のデヤン刑務所から釈放されたこのチベット人は、現在、カルゼの自宅で警察の監視下にある。

「私は、2008年の中国政府に対する抗議活動に参加し、5年間投獄されました。」

当初身柄はカルゼの留置所に置かれていたが、その後、ダルツェドに移されたという。

「多くのチベット人が拘束されました。女性も多くいました。」

ダルツェドには、18人の尼僧も拘束されていたという。彼は今でも全員の名前を憶えているという。

「彼女たちはその後、女性の刑務所に移送されました。」


家族の面会拒否

デヤン刑務所では、午前6時半から労働が科せられ、囚人は衣類をつくったという。

食事は3度あったが、米と野菜だけで不十分だったという。

「冬は寒さに苦しみました。家族が衣類や食料を持ってきてくれましたが、面会は拒絶されました。」

6人の看守が彼に暴行したこともあったという。彼は両手と片足を負傷したという。

「怪我のせいで今でも行動に支障があります。健康状態は悪化し、ちょっとした寒さにも耐えられなくなりました。」

別の匿名の元政治犯もこのチベット人の証言の正当性を主張している。

「彼は同じ刑務所にいました。彼の証言は真実です。」

「彼に会いたいです。しかし、今は、ソーシャルメディアでしか連絡を取れません。」

「彼は今なお役人に監視されています。」

【亀田浩史訳】

元の英語記事はこちら



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