チベット人臨時教師が待遇改善を求める。同じ労働時間の常勤教師の給与の6分の1しか貰えず
4月30日、青海省で100人を超えるチベット人教師が福利厚生と給与アップを求めた。彼らは短期契約教師であり、待遇は悪いという。
「臨時」教師のほとんどはチベット人だが、漢人も含まれる。彼らは給与が常勤教師の6分の1までしか支給されないことに不満の声をあげている。
4月30日、臨時教師たちは、マロの役所外に集った。彼らのほとんどはレブコン在住だという。
「160人以上の人がいます。」
匿名の人物はこう語った。
「私達は全員高校を卒業しており、教師として働くことができます。福利厚生と昇給を求めます。」
「低い給与」
レブコンでは、常勤教師の月給は3千~5千元だ。また、昇格、医療手当などの福利厚生もあるという。
しかし、最近、小中学校では短期契約教師、「臨時」教師が増えているという。彼らは、常勤講師と同じ時間働いているにもかかわらず、福利厚生はないという。
「臨時教師は、この10年間、常勤講師と同じ時間働いても、月給は500~1000元です。」
「常勤講師が受けているような福利厚生もありません。そのため、給与の低い『臨時』教師が昇給を求めて政府に嘆願に来ているのです。」
大きくなる問題
教師の抗議から、チベットで問題が大きくなっていることがわかるという。チベットでは、漢人が優先的に採用されることがしばしばあり、昇格には中国語能力が必要となることも多いという。
「レブコンだけではありません。すべてのチベット人居住地域でこの問題が起きています。高校の卒業生が職にありつけないのです。」
「多くの教育を受けた若いチベット人が、職探しの問題に直面しています。」
役所で雇われるチベット人の「多く」は臨時採用であり、給与は低いという。
「医療の福利厚生、家賃手当もありません。使用人のようにこきつかわれる職場もあります。」
【亀田浩史訳】
元の英文記事はこちら
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