中国当局、チベット僧を強制的に還俗させる | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

中国当局、チベット僧を強制的に還俗させる





文化大革命の再来のようだ。チベット自治区チャムドのカルマ僧院の僧侶が、中国当局により強制的に還俗させられている。


カルマ僧院には、中国の役人と治安部隊が多数駐留し、監視の目を光らせている。愛国的再教育(訳注:中国政府が正、ダライ・ラマが悪という教育)も行われている。


「カルマ僧院は中国当局により封鎖され、僧侶たちは強制的に還俗させられています。」

現地とコンタクトのあるチベット難民ソナム・ツェリンはこう語った。


愛国的再教育は、「分裂主義に反対し、安定を守り、開発を支持するよう」教育するのが目的だ。ダライ・ラマを非難するよう強要され、プロパガンダ映画が上映され、中国の法規制が教えられる。


「中国当局がダライ・ラマの非難を強制しているため、多くの僧侶が僧院を後にしています。」

とソナムは語った。


昨年、カルマ僧院では、僧侶テンジン・プンツォクが焼身自殺を行った。また、市の建物でも爆発事件があった。これを受け、僧侶たちは厳しい規制を受けている。


昨年10月の爆発では死者は出ていない。中国当局は爆発の容疑をカルマ僧院にかけている。僧院は封鎖され、僧侶は厳しい規制を受けている。僧侶70人が逮捕され、40人が丘へ逃げ込んでいるという。


TCHRD代表ツェリン・ツォモによると、カルマ僧院の僧侶の大半は逮捕されたか、中国当局の弾圧と監視から逃れるため僧院から逃げたという。


「当初僧侶は300人いましたが、今はほとんど残っていません。」

「例えば、カルマ僧院の論理学を学ぶ部門は閉鎖され、120人の学生が僧院を後にしています。役人からたびたび訪問を受け、尋問されるのを避けるため、多くの僧侶が僧院を後にしました。」


ダライ・ラマは、チベット人が拷問や投獄されるのを防ぐべく、現段階では、中国当局に従いダライ・ラマを非難した方がよいと述べている。

【亀田浩史訳】


元の英文記事はこちら





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