ダライ・ラマ「ビルマを訪問したい」 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

ダライ・ラマ「ビルマを訪問したい」



先週、チベット人の精神的指導者ダライ・ラマは、ビルマ(ミャンマー)で最も神聖なシュエダゴン・パゴダで祈りを捧げるべくビルマを訪問したいと語った。ダライ・ラマは、11月27日にインドのニューデリーで行われた仏教会議で、ビルマ僧に対しこのようなメッセージを送った。


「ダライ・ラマは、ビルマ僧と強い友好関係にあると仰いました。ビルマ僧が仏教の経典に精通しており、僧侶としての行動規範に厳格に従っているからです。」

会議に参加した影響力のあるビルマ僧アシンニャニサラは述べた。


アシンニャニサラがインターネットに投稿した内容によると、ダライ・ラマの言葉に対し、ビルマ僧は、適当な時期が来たらダライ・ラマをビルマへ招待したいと答えたという。


しかし、ダライ・ラマがいつビルマを訪れる意向なのかは不明だ。また、中国と友好関係にあるビルマ政府が、ダライ・ラマにビザを発給するのかも不明である。最近、ビルマ政府は、中国が推進していた北ビルマでのダムプロジェクトを中止し、中国政府を怒らせている。


中国政府は、ダライ・ラマの入国を認める国にしばしば異議を唱えている。今年10月、ダライ・ラマは、南アフリカ共和国のノーベル賞受賞者デズモンド・ツツ司教の80歳の誕生日祝賀会に出席予定であったが、予定をキャンセルせざるをえなかった。ビザが発給されなかったためだ。


ダライ・ラマはチベットの高度な自治を目指している。しかし、中国政府は、ダライ・ラマを、中国からのチベットの独立を目指す危険な「分裂主義者」と見ている。


1993年、ダライ・ラマは、ビルマのアウンサンスーチーの自宅軟禁に抗議すべくデズモンド・ツツ司教などのノーベル平和賞受賞者とともにタイを訪れたが、このときも問題が起きた。


このとき、中国政府からの抗議を受けながらも、タイ政府は最終的に、ダライ・ラマがイベントに参加できるよう24時間ビザを発給した。


【拙訳】


元の英文記事はこちら



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