ネパール警察がチベット人のハンガーストライキ妨害 | チベットとビルマの難民支援 難民支援NGO"Dream for Children"公式ブログ

ネパール警察がチベット人のハンガーストライキ妨害




ワシントンに本部を置くInternational Campaign for Tibet(以下、ICT)によると、4月18日、ネパールのカトマンズでチベット人が24時間のハンガーストライキを始めたが、ネパール警察がこれを妨害したという。「チベットを救おう!チベット人を殺すのをやめろ!」と書かれたTシャツを着たチベット人女性に対し、警察はTシャツを脱ぐよう命じた。



「彼女がTシャツを脱ぐのを拒むと、警察は、『命令に従わなければ、ハンガーストライキを行っているチベット人全員を刑務所へ放り込む』と言いました。




カトマンズ在住の約30人のチベット人が仏教寺院でハンガーストライキを行っていた。チベットのンガバのキルティ僧院で中国軍の武力行使が懸念される中、チベット人の団結を示すため、ハンガーストライキを開始した。



中国から直接の圧力を受けているネパールがチベット人へ嫌がらせをする事例が増えていることを懸念していると、ICTは述べた。「チベット支持」と中国政府が見なした活動はネパールでは禁止されなければならないと中国政府は表明している。




「最近のネパール警察の動きを見ていると、ネパールは中国の支配に同意しているかのようです。」

とICTは述べた。



ネパール警察は、ハンガーストライキの会場に月曜日の午後10時までおり、翌日の午前6時に再び戻ってきた。非常に多くのネパール知能部隊が警察とともにいたようだ、と目撃者は語った。



ICT代表のメアリー・ベス・マーキーは次のように述べた。

「チベット人に対するネパール警察の行動は正当化できるものではありません。Tシャツを脱ぐよう命じるというようなことは恥ずべきことです。警察としてふさわしくない行為です。警察は、Tシャツを脱ぐよう命じられたチョードンに謝罪すべきです。チベット人の扱いに関して中国政府がネパールに干渉していますが、ネパール政府はこれを拒否すべきです。ヒマラヤ地域に暮らす人々には何世紀にもおよぶ強い絆があるのです。



【拙訳】



元の英文記事はこちら。