ビタワ村へ行きました(養殖、村訪問、カバ) | 女医の国際精神保健

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精神保健および公衆衛生を軸に、韓国、ロンドン、ジュネーブ、ニース、フィジー、赤道ギニア、東京、インド。
他にも、旅行、馬術、音楽、写真などについて記載しています。

「滞在中にラキラキ方面のビタワ村を訪問できると良いですね」
と父の友人でJICA勤務のAさんからおすすめ頂いていました。

「今度の週末は養殖のミルクフィッシュの取り上げ がありますよ」
とAさんの友人のBさんからメールを頂きました。(JICA勤務)

Aさんにご紹介頂きスバの中華料理やクラブを案内してくれたCちゃん と一緒に行くことにしました。
Cちゃんは、USP水産学部学生 でこのJICAの養殖プロジェクトにも関係しています。
鹿児島大学水産学部との交流も多いようで、今後は鹿児島大学で研究やトレーニングを受けたいと希望しているようです。

バスターミナルで待ち合わせてsunbeam に乗り込みます。
(約4時間30分、15フィジードル=約700円)
これまでの私のバス移動は、島の南側の観光客も多いルートでしたが、今回は島の北へ向かう生活感溢れるルート。
一部数キロ分舗装されていない道があります。
雨の影響で、ドロドロ。
「前回私が乗ったバスは、坂道を登りきれなくて、牽引されたり、皆で押したりしたの」
とサラッとCちゃん。
少々ドキドキしましたが、特に問題なく円滑に目的地のGolden point resort 前に到着☆
一泊ツイン一部屋地元料金90ドル(定価95ドル)


精神科女医のロンドン大学院、インターン、コンサル、JPO(WHO)

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にゃんこが可愛い。

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Bさんに晩ご飯をごちそうになりながら、この数日の予定を確認しました。
残念ながら、今回は、お向かいの島での黒真珠の養殖場の見学には不向きな日程となってしまいましたが、ミルクフィッシュ養殖場の見学などは予定通り。
楽しみ☆
真珠は、日本もしくはバーゼル(スイス)で、見せてもらうことになりました。
これは、真珠好きな母と行かないと!

宿内には、近所でインド人の結婚式があるとのことで、親戚や友人一同が色とりどりの装い。
きれい☆キラキラ~
インド人は世界のどこでも大きな結婚式をしますね~。
今回は800人のゲストとのこと!
この日はお嫁さんの家、この日はお婿さんの家、と何回かあるようで、しかも翌週はニュージーランドでも執り行われるようです。

Cちゃんの恋話を聞きながら、夜は更けて行きました。
彼女曰く「Aさんが居る時は、政治の話とか将来の話とかして、すっかり夜遅くなっちゃうのよ~。恋話はしないけど」

翌日も雨がちな日。。。
でも、最近日焼けな私にはこれで良いのかも?


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朝食を食べて、Bさんのお迎えを待って、車で村へ向かいます。
村に入るにはズボンや短パンは厳禁。
なので、私は巻きスカートで。サロン?スルー?
でも、この巻きスカートもひらひらするってことで、もっとちゃんと縫ってあるスカートを履くようにと政府から推進がある今日このごろとのこと。
女性の髪型も、のばしたり、加工したりせずに、アイランダーらしいアフロな短髪がよろしいとのこと。
保守的な懐古的な方針みたいです。


精神科女医のロンドン大学院、インターン、コンサル、JPO(WHO)


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6ヶ月目くらいのミルクフィッシュの取り上げが始まっています。
水が流れ込むと、逆流に向かっておよぐ習性の魚達が上の枠内を通って行きます。
通った先で魚は捕まります。
村長、村議長、水産学部教授、その奥様、老若男女が見守ります。

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魚を網ですくう村の青年達。
働く男子は格好いいねえ。


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取り上げた魚は重さで販売します。
マーシャル諸島の領事館、ナウル大使館が今回は大口の買い手でした。
村民ももちろん買います。
市場で売ることもあるようですが、今回は注文分で全てなくなってしまいました☆

皆が片付けたり、BBQの準備をしている間に、私は村議長のおうちにご招待をうけました。


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村にはのどかな雰囲気が流れます。
村議長のお家は、綺麗な家具がいろいろあり、フラットスクリーンのテレビがあります。
フィリピン映画がフィジーでは流行っているようで、少し見せてもらいました。
絞り立てのオレンジジュースが美味☆

「カバの準備もできたし、BBQの準備ももうすぐできるし、おいで」
とのことで、皆(特に男性)が集まる元へ。
村にやってくる者はセブセブという儀式をして、村に挨拶をし、受け入れてもらいます。
習慣により女性の客は直接挨拶ができないので、代わりに男性に挨拶をしてもらいます。
村議長と挨拶を交わし、カバを飲み交わし、儀式が終わります。


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草の根をつぶしたものを、水に絞り出して、その液をココナツのカップに組んで飲みます。
泥水?みたいな色で味です。
飲むとノドがしびれます。
7杯目くらいから、いい感じのユッタリ感になるようです。
私は、2杯目で止めてしまいましたが、皆はず~っと朝まで飲むようです。
段々皆が無礼講になって行きます。(日本と一緒!)
びしっとした議長も
「旦那さん?彼氏?はどこにいるの?フィジー?日本?それとも??えへへ」
と完全に「オジサン」です。
BBQで焼いたミルクフィッシュ、牛肉、かぼちゃ、たまねぎなどを頂きました。
美味☆
Cちゃんのおかげで、村の振る舞いや言動をガイドしてもらえます。
ふむふむなるほど納得。

夕方に村をおいとまし、宿に戻ります。
そよ風の気持ちよいノンビリ晩ご飯です。
宿のオーナーも一緒に食事です。
いろいろビジネスを展開しているようで、勢いのある話がバンバン飛び出します。
私がこれまで出会ったフィジー人のノンビリペースとは真逆な感じです。
dolphin island resortがもうすぐ開くそうです。
ロマンチックな空間は一泊15万円!
オランダ人のオーナーが南アフリカから視察に来たそうで、仕上がりにとてもご機嫌だったそうです。
ご機嫌ついでにボーナスも出て、「一人500万円」だそうです。
景気いいですねえ。

翌朝はBさんの車で周囲をドライブです。

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フィジーヲ-ターの水源が近くにあります。
フィジーで最も外貨を稼ぐ会社だそうです。

いろいろ案内してもらいながら、資源の話を伺います。
なるほど~。そういう視点でみるとフィジーはものすごく豊かな土地ですね。
保健おたくな私ですが、人間の生活は本当にいろんなものに囲まれているんだなあと改めて思います。

Bさんのお宅も素敵な眺めの土地にありました。

ラキラキの街まで送って頂き、そこからinter citiesのバスでスバへ帰宅です。
行きと同じような要領ですが、シートの具合はsunbeamの方がいいです。

本当にいろいろ見せて頂けまして、とても良い経験になりました。
ありがとうございました!