以前、子ども向けのアニメの中で

「私はどんな問題でも解決できる、天才カウンセラー」

というセリフが出てきて、

一瞬、ムッとしてしまった。

 

 

子どもに、

「問題は、カウンセラーが解決してくれる」

って教えているようなもんじゃない?

 

 

本当は、

誰だって、

自分の中に答えがあって、

全ては自分が解決できることで、

カウンセラーの仕事は、

その「答えを知っている自分」と出会えるように、

その人の素晴らしさとつながるお手伝いをすることだけ。

 

 

 

カウンセラーが解決するんじゃないんだよね。

 

カリスマ・カウンセラーとか、私には意味がわからない。

 

 

すごい言い方をしてしまうけど、

カウンセラーができることは、

本当に少ししかない。

 

 

 

それでも、その「少し」が

ひとりだけではできないことが多い。

 

 

だって、なかなか人は

自分と向き合うことをしたがらないから。

 

 

 

自分を苦しめてしまう行動や思考パターンに

気づいて、

変えていくことに対して

とても大きな恐怖を抱く。

 

 

 

自分の素晴らしさに対して、

完全に盲目になってしまっていることが多いし、

それを伝えても

見ようとさえしない。

 

 

 

 

 

クローゼットの中に、モンスターがいるよ

と言われたら、

クローゼットを開けるのが怖くなる。

でも、そこにいるんだと知っているから

やっぱり怖くて、

怖いからこそ、

そのモンスターがどれだけ怖くて大きなものかを

勝手に想像していて、

自分をどんどん恐怖に陥れてしまう。

 

 

 

でも、クローゼットを開けてみたら、

モンスターは、

意外にもちっちゃかったり、

正体がわかったからこそ、どうやって対処したらいいのかも

わかるので、

開けてみると、それほど怖くないことにも気づける。

 

 

 

カウンセリングは、

クローゼットの中身を整理して、

その中にあるものを

なるべく愛を持って、かつ客観的に、冷静に

見つめ、必要な対処の仕方を探る作業のような感じだと思う。

 

 

 

でもクローゼットを開けるのは

とっても勇気がいる。

 

 

 

 

以前

スカイダイビングをしに行った時のこと。

 

「恐れを抱きしめよう」

のポスターを見て、

「よし!恐れを抱きしめられるだけの私になろう!」

と覚悟を決めて、

申し込んだのだけれど、

結局、スカイダイビング自体は

全然怖くなかった。

 

 

自分で飛行機から飛び降りなくちゃいけなかったら、

そりゃ怖いだろうけれど、

こういう体験スカイダイビングは、

インストラクターがジャンプしてくれるので、

私は完全に身を任せていればよくて、

空からのすごい景色を楽しめばいいだけなんだよね。

 

 

 

この体験で知ったのは、

「申し込む時が一番怖かった」ということ。

 

 

 

そう。

一番怖いところをクリアしてしまえば、

意外に怖くなかったりするんだ。

 

 

 

 

 

「もう悩みたくない、こんな風に苦しみたくない、

もっと楽に生きたい!もっと自分を好きになりたい!」

と思っていても、

「変わりたい」と心底思っていても、

 

自分を見つめることを抵抗してしまうのは

よくあること。

 

 

自分と向き合うことは、とっても難しいことだし

辛いことだもの。

 

 

 

 

中には、

「お金を払ったんだから、なんとかしてよ!」

という心の状態にある方もいる。

 

 

 

そういう時は、

「ああ、この方は、まだ準備ができていないんだな」と

いうサイン。

 

 

心を見つめる準備ができていないだけ。

 

そういう場合は、少し時間をおいて、

本当に

「自分しか、自分を助けることができないんだ」

という覚悟ができるときを待つしかない。

 

 

 

セラピーの語源には

「待つ」という意味がある。

ずっと前、何かの論文で読んで、

本当にそうなんだなーと

思ったことがある。

 

 

 

私しか、私を変えることはできないんだ。

私しか、私の人生の流れを変えることができないんだ。

 

 

 

そう知って、

本気で

自分の人生をもっといい方向に進めてあげようと

決めることができたとき。

 

 

 

それが、その人の人生が

大きく変わるとき。

 

 

もっと自分らしく生きることができるとき。

 

 

 

 

 

自分の素晴らしさや、自分の可能性に気づき始めた人は、

人生を確実に

いい方向に変えることができる。

 

 

私がするのは、

その人が自分の素晴らしさや可能性とつながるきっかけを探したり、

その人が、自分の人生を光の方向に進ませているとき、

そばで励ましたり、

間違った古い方法で、自分を責めたりいじめたりしないように伝えたり、

時には、少し道を案内するように、導いたりする。

これがカウンセリングで時間をかけてやる「ほんの少しのこと」。

 

 

 

私は

いつでも

その苦しみと向き合う姿を、

本当に美しく、素晴らしいと

感動して見つめている。

 

 

 

 

 

スカイダイビングは、インストラクターがジャンプから

着地するまで、全部やってくれるけれど、

 

 

心を見つめる旅は、

カウンセラーは

一緒に手をつないで歩いているだけ。

 

 

どの方向に行くのかも、

その本人が決めるし、

そこに行くために費やす時間も、

自分が決める。

 

 

もちろん、カウンセラーが

ちょっと背中を押すときもあるし、

ちょっとアドバイスするときもある。

 

 

でも基本は、

その人の中にある自分への愛情を見つけ出し、

その愛に従って、答えを出すことのお手伝いだから、

答えはカウンセラーの中にはない。

 

 

だからスカイダイビングよりも

もっと怖いと思う。

 

 

 

だから、カウンセリングや、私が提供するワークに

挑戦してくださる方は、

みんなとっても強い。

本当はすごく強さを持っている、といつも思う。

 

 

 

 

自分を変える。

私らしく生きる。

自分の人生の責任を、本気でとる。

 

 

 

でも、

そう決めたら、

あとは簡単。

 

 

 

その覚悟が一番大変なんだと思う。

 

 

 

 

そしてその覚悟を決めた美しく光に満ちた素晴らしい存在たちの

お供ができることを

私はとても光栄だと思う。

 

 

 

 

覚悟を決めてくれなくちゃ、

私は何もできないけれどね。

 

 

 

でも、

自分の人生を責任持って、幸せに生きるという

覚悟を決めた人たちの

お手伝いは、

一生懸命したいと思う。

 

 

それが私の仕事。

 

 

 

 

 

 

今日もお読みくださりありがとうございました!


 

これが無料なんて信じられない!
内容が濃くて深くて、でもわかりやすくてびっくり!
と大評判の私の無料の動画講座。
こちらからご覧くださいね。