シーピープラス<CP+>2017(その29) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

2月下旬にパシフィコ横浜で開催されたシーピープラス2017にて。
山本野乃香さん=Panasonicブース。





日本を代表する総合家電メーカーのパナソニックさんが力を入れているのが、
フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」撮影ができるハイエンドデジカメ。
その動画機能を使って決定的瞬間を800万画素の静止画に切り出す「4Kフォト」が、
アマチュアからプロまで幅広いユーザーの支持を獲得してシェアを伸ばしています。
スマホのカメラ機能が充実した結果、写真を撮って楽しむ需要は右肩上がりな一方、
カメラメーカーが得意にして来たコンパクトデジカメのシェアが大幅に落ち込む中、
最新テクノロジーを組み込んだハイエンド機が同社のカメラ事業を左右しそうです。



今回の出展では、4K動画機能を使って新たに提唱する「6K PHOTO」についても紹介。
それを実現した最新ハイエンドモデル「LUMIX GH5」を大きく採り上げた構成でした。
(発売は3月下旬予定でしたが、本格的な撮影環境でいち早く試せる機会でした)
タッチ&トライコーナーの横には「GH5」に関する技術説明や内部パーツが展示されて、
「空間認識AF」や「Dual I.S.2」といった同カメラに搭載されたテクノロジーを詳しく解説。
様々な試写用被写体も用意して「GH5」に掛ける意気込みが伝わって来る内容でした。




パナソニックさんに限らずCP+の常連出展社の出展風景が大きく変わる事は稀で、
ブース内を構成する諸要素が変わらない以上、必然的に構成も固定化するのかも。
(大規模なブースが多いので、構成を一新すると予算的にも負担が大きそう)
今回のブースも、ステージ装飾こそ変わったものの、既視感を感じる光景でした。



構成要素は、ステージを伴ったタッチ&トライコーナーを中心に各要素を展開。
横に長い出展スペースに背景やコーナーの一部以外に大掛かりな壁面が無いので、
メイン通路沿いから、照明でで浮かび上がるようなステージが、よく見えました。
ステージ周りに展示した最新機種を使って試し撮りができる運営は他社と同様で、
上に書いたような既視感を感じるのは、こうした運営が完成された形だからかも。
一方、その他の様々な展示やセミナー用ミニスペース等はそれぞれ独立していて
広いスペースを活かして、互いにあまり干渉しないでじっくり楽しめたようです。
デザイン面で強いインパクトこそありませんが、それもパナソニックさんらしく、
同社の製品の多くが幅広いユーザーを想定している事の証左とも言えそうです。




昨年まで行われていた女性MCさんによるプレゼンテーションは、今年は無し。
ほぼ終日、女性モデルさん達がシフトでステージに立って被写体役を務めていて、
いつ足を運んでも試し撮りできる状況だった為、混雑も例年より緩めだった感じ。
昨年は竹の植栽を背景に配した和風の演出でしたが、今年はファンシーな雰囲気。
撮影画像の色味が分かるように、カラフルな風船がモデルさん達の頭上を飾って、
いかにもポートレートモデルさん風なコーデの山本さん達を引き立てていました。
CP+のモデルに起用されるのは、他の展示会でお見掛けする機会が無い方々が多く、
山本さんをお見掛けした時も、これが最初で最後のつもりで撮らせて頂きました。