東京ゲームショウ2016(その69) | 私的PORTRAIT専科

私的PORTRAIT専科

イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2016にて。
彩未理加さん=松戸コンテンツ事業者連絡協議会ブース。





少子高齢化に伴う過疎化や都市・地方の格差への対応等が喫緊の課題となる中、
地域活性化の一助として、映画やアニメ等のエンタメコンテンツが注目を集めていて、
「ガールズ&パンツァー」と茨城県大洗町のタイアップ等が近年の代表的な成功事例。
一方、地域の産業振興という観点から、ビジネスの場として誘致を図る方向性もあり、
ネットがあれば一定の制作環境を担保できるゲームも注目を集めている業種の一つ。



その分かりやすい具体例が、今回初出展した松戸コンテンツ事業者連絡協議会さん。
国からの地方創生交付金を活用してコンテンツ事業者に対する各種支援施策を展開。
本年度の同協議会の目玉施策として、オリジナルのゲームコンテンツを創作する事で、
同市のコンテンツ事業者達の技術力の高さをPRしてビジネスを活性化したいようです。
今回はその第一弾となる新感覚ゲーム制作型スマホアプリ「ビットゲームメーカー」をPR。
手軽にオリジナルゲームを制作して、ユーザー同士でシェアできる参加型コンテンツで、
専門知識が無くても豊富な素材を使って自分だけの「冒険」の世界を表現できるとの事。
国内の自治体の出展は数少なく(今回は4団体のみ)、注目を集めていたようです。




出展ブースは、ゲームショウの中で最もコンパクトな1小間サイズでしたが、

ビジネス来場者・一般来場者を問わず、先ずは知名度を高める事に徹していて、
「ビットゲームメーカー」のビジュアルが壁面装飾や映像等としてブース内を飾り、
イメージキャラクターの等身大POPが来場者の目を惹くアイキャッチとして効果的。

ゲームを体験してアンケートに答えると、オリジナルパスケースのプレゼントも。



1小間ブースは、運営事務局側が用意したシステムパネルの壁面を活かして、
基本的な装飾・展示や運営を出展社さん自らがほぼ手作りで行うのが一般的です。
こちらのブースも、壁面の処理や照明等は施工会社さんの手で行ったと思いますが、
それ以外の多くの部分について協議会の方々が(試行錯誤しつつ)携わっていた筈。
そんな出展風景からは、良い意味でのんびりした雰囲気が漂っていた気がしました。




或る意味、単調になりがちな出展風景に華を添えていたのがコスプレイヤーさん。
自分がお見掛けした限りでは彩未さんお一人でしたが、存在感を充分発揮していて、
等身大POP以上に、通路を行き来する来場者達の目を惹く役割を果たしていました。
中世ヨーロッパを思わせるような冒険ファンタジーのヒロイン風のコスチュームで、
ほぼ全てを生地を使って制作できそうなので、オリジナルにかなり近い仕上がりに。
通り掛かる度に撮らせて頂きましたが、彩未さんご本人もキャラになり切った感じで、
イベントでお見掛けする機会が滅多に無いお一人を記録に残せて自己満足でした。