11月上旬に東京ビッグサイトで開催された東京モーターショー2015にて。
佐藤美央里さん=豊田合成ブース。
その名の通り、トヨタグループの中核を担う老舗企業の一社ですが、
豊田合成さんの読み方は「とよた」ではなく「とよだ」が正しいようです。
戦後、トヨタ自動車さんのゴム研究部門が独立して1973年に現社名に改称。
現社名は、様々な形を作りやすい「合成ゴム」と「合成樹脂」をベースにして、
その他の材料との組み合わせにより高品質の製品を製造している事に由来。
自動車部品事業・オプトエレクトロニクス事業・特機事業という3つの領域で、
ゴム・樹脂製品、或いはそれらを応用した各種製品を開発・生産しています。
いわゆる「系列」に縛られない取引関係が現在では当たり前の光景ですが、
同社の場合、比較的早い時期から系列以外のメーカーとも取引関係があり、
それが結果的に、現在の同社のグローバルな評価に繋がっているようです。
【同社の東京モーターショー2015公式サイトより】
今回の出展テーマは、
「~Technology for a brighter Global future~
ゴム・樹脂の高分子技術とLEDで世界にうれしさを届けたい」
衝突の際にボディを膨らませる事で衝撃を緩和する斬新な安全機能を備えた、
近未来の超小型モビリティ向けコンセプトモデル「エアバッグカー Flesby」、
ハンドル等でドライバーの体調や気分を読み取り照明や音楽・香りを演出する、
近未来の安全・快適なインテリアコンセプト「ツナガルコックピット Link」、
安全・環境性能の向上に貢献する各種製品やワイヤーモックデモカー等を展示。
様々な展示とプレゼンを通じて、同社の技術力を俯瞰できる出展風景でした。
出展ブースは、東ホールの部品メーカーさんブースが並んでいる一郭にあり、
ブースの雰囲気を含めてビジネス系展示会に足を踏み入れた気分になります。
横長のコンパクトなスペースは、そのままだと単調に見えてしまいがちですが、
頭上部分に大きな円形状の天井(としての役割を担う構造体)を設置する事で、
四角形(スペース全体)と円形(天井部分)の対比が視覚効果を生んでいます。
一方、ブース内は展示物とグラフィックをバランス良く組み合わせて構成され、
「Flesby」とワイヤーモックデモカーが最も目を惹くブースの左右に展開されて、
製品への理解を深めると同時に、ブースのアイキャッチ的役割も担っています。
ワイヤーモックデモカーは、幾つかの部品メーカーさんブースでも使われていて、
普段は運転者の目に触れない製品を効果的に見せるノウハウの一つのようです。
佐藤さん達のユニフォームは、フォルムも配色も前回とほぼ変わらず、
あくまで私的なイメージですが、ビジネス系ユニフォームの見本のような一着。
白を基調色に、アクセントのシルバーをライン状に加えた落ち着いた仕上がりで、
ワンピースだけではなくジャケットを重ねる事で、装飾的な趣きも加えています。
(自分にはショートジャケットに見えましたが、もしかしたら一体型だったのかも)
同じ白を基調にしたブースの明るい照明の下に立つと自然に溶け込んで見えて、
主役の展示物を際立たせる為に、ユニフォームは敢えて控えめにしている印象。
数社出展していたトヨタグループの部品メーカーさんそれぞれに雰囲気が違って、
もしかしたら、それぞれのテイストが重複しないように各社で調整しているのかも。
ちなみに、今回の公式サイト内にある「ブースアテンダント紹介」ボタンの写真は、
2013年のモーターショーで自分が撮影した今井さんの写真(→こちら )のようです。
今年のモーターサイクルショーで佐藤さんを初めて撮影した際には大失敗して、
僅か数枚だけ残せたのですが、せっかくの機会なのでオマケ的にUPしておきます。
(豊田合成さんとNGKさんは取引関係にあるので問題無い筈です、多分…)
その時の印象が強かったので、今回のコンサバ?な佐藤さんにビックリでした。