東京ゲームショウ2015(その27) | 私的PORTRAIT専科

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イベント等でお見掛けした方々の私的記録です。

9月中旬に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2015にて。
大沢真理恵さん=コーエーテクモゲームスブース。




大沢真理恵さん


コーエーとテクモの2社が2009年に経営統合して発足したコーエーテクモさん。
「信長の野望」「戦国無双」等の歴史大作ゲームを手掛けて来たコーエーさんが、
同業種であるテクモさんを吸収合併する形で受け容れて開発体制を強化しつつ、
最も得意としている壮大なアクションゲームをメインに、業容を拡大して来ました。
ただ、コーエーさんは嘗て日本初の女性向け恋愛シミュレーションゲームも発売。
このコーエーさんによる「アンジェリーク」はゲーム発展期ならではの試みとして、
一つのジャンルを切り拓いた先駆的なタイトルの一つに挙げられているようです。


コーエーブース


東京ゲームショウでも大規模ブースを毎回お見掛けしているお馴染みの一社で、
(2013年だけは、イラストの展示のみに留めた控えめな出展ブースでしたが…)
今回の出展作品も歴史モノやアクションモノの大作シリーズを中心に充実の内容。
「三國志」「信長の野望」「戦国無双」等を、デバイス毎に複数バージョンで用意。
最新作で注目を集めていたのは「アルスラーン戦記×無双」「進撃の巨人」等で、
作品にゆかりのゲストを招いたステージイベントや迫力のPVを楽しめたようです。
(「ニコニコ生放送」の放送ブースを設置して、全ステージプログラムを生中継)
昨年も好評だった、来場者参加型のキャラクターコスプレコンテストも継続されて、
コーエーさんらしい、或る意味で「濃い」雰囲気に満ちた出展風景でした。



大沢真理恵さん


コーエーさんのブースは、ほぼ正方形に近いスペースを効率的に構成していて、
最も賑やかな中央のイベントステージを取り囲むように各ゲームコーナーを配置。


コーエーブース


それぞれのコーナーが通路に面しているので、ざっと一巡りすれば概要が分かり、
また、通路のどこからでも出入りできる為、お目当てのコーナーにすぐ辿り着けて、
ステージイベントをブースの真ん中で行う事によって、その賑わいを共有できます。
おそらく、正方形のスペースをレイアウトする際のデフォルト(標準)的構成の筈で、
同社が昨年に続いて、この基本レイアウトを踏襲していたのも充分納得できます。


コーエーブース


コーエーさんの場合、ビジュアル映えするバトルゲームを数多く手掛けている為、
その大型ビジュアルを各コーナーに掲げるだけで、絵になるブースの出来上がり。
今回は、新たに加わった「進撃の巨人」の大型オブジェがインパクト大!でした。



大沢真理恵さん


大沢さん達のユニフォームも、過去の出展時に採用して来たフォーマットに忠実。
上下セパレートのミニスカートスタイルは女性らしさとカッコ良さが際立って見えて、
勇壮かつ荒々しいコーエーさんならではのゲームの数々に自然に馴染んでいます。
過度な装飾性を排して、その点では無機質とも言える程シンプルなデザインですが、
それがむしろ、ゲームのビジュアルを邪魔せず、むしろイメージを膨らませてくれて、
他の大手ゲームメーカーブースとは一味違う同社独特の世界観に寄与しています。
ここ数年のベースカラーはシルバーですが、過去にグレーを使っていた年もあって、
ゲーム業界には無知な自分ですが、これらがコーエーさんの企業カラーなのかも。
ユニフォームの無機質さやシンプルさ故に、女性らしさが際立って見える効果もあり、
初めてお見掛けした大沢さんの写真で、そんな印象がよく伝わっている気がします。