こんにちは、ひびきです。
白濱神社に行っておりました。
いつ行っても、素晴らしい聖域の波動を維持しています。
土地柄、急激な人口流入、高速道路や飛行場建設にともなう大規模な自然破壊、原発や放射性廃棄物問題、米軍基地問題など、の現代的な病(やまい)をほとんど持たず、サーファーやダイバー、聖地巡礼者に愛される、自然と調和した南伊豆が、このうえなく私は好きです。
古(いにしえ)の波動がしっかりと根付き、巨大な権力によって壊されたり、かき乱されない、強力な祭祀がここにはあります。
白濱神社には境内社として二十六社神社があります。その中に瀬織津姫神社は合祀されています。
この神社の古代祭祀跡が、大島・利島(としま)・新島に向かっていることからも、ここが三体妙見(明剣)を祀る社であることがわかります。
しかもここの祭神には剣ノ御子という神さまがいます。
真ん中の利島は秀麗なピラミッド型をしており、戦後マッカーサーが真剣に調査に入ったことで有名な島です。
この三体妙見の信仰は、高知の介良三山のものとも、宇佐神宮の古層に存在する大元信仰とも同じものです。
高知の介良三山の真ん中にも介良富士というピラミッド型の山があり、そこにコノハナサクヤ姫が祀られていますが、おそらく利島もコノハナサクヤ姫(イチキシマ姫・瀬織津姫)信仰があり、本当の不二山であったと思われます。
伊豆最古と言われる、ここ白濱神社の祭祀思想が北九州や四国とつながっているわけですから、明らかに古い古い時代に全国一律で自発的な祭祀が行われていたというのは、明らかなようです。
そして、それがある時期に壊されたことも。
しかし、現時点で誰かを加害者にするということはあまり意味がなく、全国一律で行われていた時代の記憶を皆が掘り起こしていければ、日本は祭祀上、ひとつになれると思います。それをこれまでもこれからもやっていくつもりです。
また、その古層の文化がユーラシア大陸および、そのはるか西のスコットランドやアイルランドとつながっているのです。
律令国家が完成するまでは、日本はユーラシアのあらゆる文化や宗教を吸収するたいへんな文化国家でした。国家というのは少し弊害がありますね。
あらゆる文化が共存する文化共存連合共同体でした。これはカエサルがガリアを成敗した時のガリアに酷似した連合国家形態と同じものです。(マヤの連合国家とも同じ)
ヨーロッパではあらゆる民族が融合するという『国常立』という思想的主柱が発明されなかったため、ローマ帝国にあっという間に征服されてしまいますが、日本では西日本が征服された後も、関東で陣を張って徹底的に抵抗したという歴史があります。
本来であれば、日本の先住民族もケルト(ガリア)同様、団結するというのは苦手でしたが、『国常立』という思想が先住民族の心に火をつけ、長きに渡って差別や支配に対抗する思想的根拠となりました。
『国が常しえに立つ』ためには、土台を支える社会の底辺にいる人たちを最も保護しなければなりません。それがいかにマレヒト信仰を持つ真の縄文人と、国を奪われ渡来してきた人たちの助けになったかわかりません。
新羅や百済、高句麗の文化が根付いた場所が渡来してきた人たちの土地と考えるのは、全く間違いで、そういう外来の文化を寛容的に受容した土地こそ、縄文のマレヒト信仰が最も強い土地であり、日本の先住民族の力が最も強い地域なのです。
古代史を知る上で最も重要なことは、差別や支配が何から始まるかを知ることであり、ただ歴史的遺物から知り得たファクトを羅列し分析することではありません。
弱者に対するシンパシーを持つ縄文のマレヒトの心がなければ、古代史も戦前史の本質も全く見えてこないのではないかと思います。
古代からの差別は今でも続いています。歴史は終わってなどいなくて、差別を受けているものにとっては目の前の現実なのです。
現代が新たな差別の温床になりつつあるのは、非常に由々しきことです。一般的な指標とは裏腹に所得分配率が労働分配率に比べて異様に低い数値を弾き出しているような状況ですが、強者にとってのみ都合のよい政治・経済システムが完成されてしまいます。
弱いものいじめを忌み嫌う真の日本人の清教徒が求められているのです。
白き女神はその心の拠り所となるでしょう。
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