名古屋を離れて四半世紀、名古屋に対する愛郷精神がふつふつと芽生えてきている。

以前から、「車はトヨタ」と決めていたのは、特に愛郷精神からではない。コスパが良いし、同級生もトヨタ関連企業で頑張っているので、深く考えず身の丈に合った(物理的にも)車種を選んでいる。


最近、気に入っているのは、オリエンタル(愛知県稲沢市)のマースカレー。

同僚の江戸っ子の先生がファンだというのを聞いて、試しに食べてみた。

200円のレトルトカレーでそれほど期待していなかったが、意外や意外、美味い。

単に辛いだけではなく、「マースチャツネ」と言うフルーツから作ったペーストが混ぜ込んであり、「甘口のカレーはカレーじゃない」と思っていた既成概念を一気に覆されてしまった。


カレーの味以外に気に入っているのが、そのパッケージ。

青い目の白人少年がにやりと笑う昭和風のデザインは、『レトルト版』の文字が『レトロ版』に見えてくる。左上に描かれているキャラは、「オリエンタル坊や」といって、このパッケージでは白いけど本当は黒人の坊やなのである。


「ちびくろサンボ」の絵本が発禁になり、カルピスの黒人キャラがグラスからストローでカルピスを飲んでるイラストが姿を消した時代に、どうやって生き延びたのか不思議であった。


最近入手した、オリエンタルのパンフレット『BRIO』によると、「オリエンタル坊やのデザインは、先代社長が当時幼かった現社長の顔をモデルにした」という、ちょっと苦しい言い訳が書いてあった(^^ゞ


ちなみに、この「オリエンタル坊や」の部分を切り取って送ると、抽選でオリエンタル坊やが取っ手についている金のスプーン(最近はフォーク)が当たるのである。

私はネットでマースカレーレトルトを箱買いして、既に2本入手した。(^^)v


名古屋地方で流れていた懐かしのコマーシャル♪オォ~リエンタル カレ~ェ~~♪は下記からリンクしてあります。