以前より豆腐については常温保存していましたが、こう暖かくなってくると限界のようで3~5日位で傷んでくるようです。酷いものになると容器が膨らんできたりと。とれを取り出すと手で軽く掴んでも、ボロボロと崩れ、手に取ることはできません。即ち豆腐自体が分解しているということ。皆さんこれをもって腐ってしまったとおもわれるでしょうが、腐敗とは悪玉菌、病原菌が繁殖増殖し異臭やガスを放ちだしたものです。でも豆腐パックは密閉され空気も遮断されています。悪玉菌など入る余地などなくこれは腐敗ではありません。実際食べてみてもネットリとした食感で、、若干酸味があるか?ないか?程度で腐敗ではなく分解ですね。味は殆どありません。しかし、このネットリ感がなんとも言えない良い食感で、分解により各種アミノ酸も遊離しだし、グルタミン酸も出てきておることでしょう。これに塩が加わるとグルタミン酸塩となり、旨みを醸し出してくれるでしょう。
これをいつものグラタンに投入します。崩さなくとも煮沸により殆ど溶けてしまいます。
いつもの豆腐グラタンですが豆腐の形跡はありません。
美味しいですね・・・。先ほど言ったネツトリ感も少し残っておりこんな食べ方もあっていいのではないでしょうか。タンパクも分解されているので、美味しい(個人嗜好にもよる)吸収にも優れていますから。
今後も豆腐の保管は常温と冷蔵の両方で行いたいと思います。
常温の方は少し容器が膨れた頃が食べ時として判断してゆきます。
容器が膨れるということは、やはり高耐性乳酸菌が発酵しだしているように思いますから。一部は過発酵させて、様子を見てみます。