脂肪溶解注射とは?
最近、美容形成外科で、「脂肪溶解注射」が流行りらしいです。
脂肪吸引で、医療事故が起きたりして、より気軽な「注射」が人気のようです。
「注射で脂肪を溶解する」ことに効果があるのでしょうか?
★
脂肪溶解注射は、 ホスファチジル-コリン(Posphatidylcholine:PPC)と
呼ばれる薬剤を使用する脂肪除去治療である。
この薬剤は、もともとは高脂血症や脂肪肝などの治療薬として
使用されていたものであるが、これを脂肪を減らしたい部位の
皮膚内に注射することで皮下脂肪が減少するという。
溶け出した脂肪 は血中を経て尿や便として排出される。
★
と解説されています。
この解説には、2つの疑問があります。
まず、
「PPCを注射すると脂肪が減少する」と書いてありますが、
これは医学的にまだ、はっきりした証拠(エビデンス)がありません。
次に
「溶け出した脂肪 は血中を経て尿や便として排出される」
とありますが
溶けだした脂肪が血中に入ることはあっても、尿や便からは出ません。
血中の脂肪は、エネルギーとして使われなければ、
再度別のところに皮下脂肪として付くだけです。
便中に出ることもありません。
これは、生理学の基本です。
つまり、「脂肪溶解」注射とは、
脂肪を溶解させて、流動的にし、移動しやすくするだけだと思います。
流動的になった脂肪を、すかさず燃焼させるように、
エネルギーの出入りがマイナスにならないと脂肪は減りません。
「脂肪溶解注射」が医学的な根拠に
乏しいことは様々な方面から指摘されています。
また、何回も打たないと効果が実感できずに、
非常に痛みが長引くことも指摘されています。
注射した部分の脂肪を流動的にすることは、
何も注射でなくても運動や物理的な刺激でも可能です。
わざわざ、高価で、効果の疑わしい注射をすることもないように思います。
脂肪吸引で、医療事故が起きたりして、より気軽な「注射」が人気のようです。
「注射で脂肪を溶解する」ことに効果があるのでしょうか?
★
脂肪溶解注射は、 ホスファチジル-コリン(Posphatidylcholine:PPC)と
呼ばれる薬剤を使用する脂肪除去治療である。
この薬剤は、もともとは高脂血症や脂肪肝などの治療薬として
使用されていたものであるが、これを脂肪を減らしたい部位の
皮膚内に注射することで皮下脂肪が減少するという。
溶け出した脂肪 は血中を経て尿や便として排出される。
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と解説されています。
この解説には、2つの疑問があります。
まず、
「PPCを注射すると脂肪が減少する」と書いてありますが、
これは医学的にまだ、はっきりした証拠(エビデンス)がありません。
次に
「溶け出した脂肪 は血中を経て尿や便として排出される」
とありますが
溶けだした脂肪が血中に入ることはあっても、尿や便からは出ません。
血中の脂肪は、エネルギーとして使われなければ、
再度別のところに皮下脂肪として付くだけです。
便中に出ることもありません。
これは、生理学の基本です。
つまり、「脂肪溶解」注射とは、
脂肪を溶解させて、流動的にし、移動しやすくするだけだと思います。
流動的になった脂肪を、すかさず燃焼させるように、
エネルギーの出入りがマイナスにならないと脂肪は減りません。
「脂肪溶解注射」が医学的な根拠に
乏しいことは様々な方面から指摘されています。
また、何回も打たないと効果が実感できずに、
非常に痛みが長引くことも指摘されています。
注射した部分の脂肪を流動的にすることは、
何も注射でなくても運動や物理的な刺激でも可能です。
わざわざ、高価で、効果の疑わしい注射をすることもないように思います。