すっかりご無沙汰しております!

本日、エフビー出版の野本社長より、メールを頂きました!

未来屋書店の福津店さんにて、平積みキャンペーン



右上の黄色の本です
右下にも平積みしてくださってます。
ありがたいです~~~~

エフビーさんにて私の著書を出版していただき、ちょうど1年ほどが経ちました

日々、一人でも多くの方の足腰のアンチエイジングに役立てていただければ、嬉しいです

ここで、お知らせです。

現在、アンチエイジングの実践も兼ねて、
また、アンチエイジングを中心に、自分自身の技術・見分を広げるために、
美容外科にて勤務しております
アンチエイジング、というくくりで、興味がどんどん広がり、
自分自身が女性であることからも、
周りの女性の友人、知人との会話からも、
興味を持っていた分野に、飛び込んでみることにしました

勤務先は、
「好きな言葉は情熱です」で有名な、
湘南美容外科
です。

新しく、ブログを開設しております。
美容外科のブログはこちらです。
”京都の美容整形外科医 福田知佐子 オフィシャルブログ”

現在、日々、アンチエイジングのみならず、
いろいろな美容外科の分野でお仕事させていただいています。
こちらでもどうぞよろしくお願いします。

今日は、少し時間ができたので、街にて時間を過ごしてます。

大垣書店さんに寄り、
立ち読みして、
これを買いました!



なぜ、この食材が体に良いか、説明が端的に書かれていて、
一般読者にはオススメです。

早速、近くの前田珈琲で読みました。
京都文化博物館の中にあります。
入館者でなくても、喫茶店には入れます。



なかなか素敵で、ここも京都に来られたら、オススメです。
中庭がちらと見えていて、開放的な雰囲気もよし。




これは、美フードではないです(笑)。

美フードの本から、一つご紹介しましょう!

キヌア、ってご存知ですか?
私、初めて知りました。

雑穀界のスーパーフードです。
南米原産で、
たんぱく質が多く、同じカロリーの白米の2倍だそうです。
特に、アルブミンが多く、体内の活性酸素を体外に排出する働きがあるというのですから、これは見逃せませんね。
素晴らしいです!

糖質制限はよいですから、
ご飯に混ぜて、糖質は減り、たんぱく質が増えるのも、理想的です。
お米1合に対して、キヌア大さじ3入れて、お水は1合の目盛りまででよいです。
2合炊くときは、キヌア1/2合、お水は2と1/2合か、やや増やします。

私も、さっそく、キヌアを探してみようと思います。
先日の抗加齢医学会で、低糖質食をテーマにしたランチョンセミナーに出席しました。

糖質制限。 
今や多くの人が知る食事療法ですね。

糖質となる食材を食べない、または減らすことで、食後の血糖値が上がらないようにします。 

これが、糖尿病の方にとっての食事療法としてよいのはもちろんのことですが、それだけでなく、ダイエットにもいいのです。 

糖質制限食は、お腹いっぱい食べてもダイエットができる、と言われますよね。 
なんでやねん!?と思いませんか。 

その理由は、血糖値が上がるということは、脂肪が蓄えられる方向に作用するので、糖質制限食で血糖値の上昇を抑えられれば、脂肪がつきにくい、というわけなのです。

さて、そのセッションで大変興味深かったのが、血液検査データの深読み。 

普通では正常としか言われないデータから、ビタミンB6の不足を予測し、食事指導とサプリメント処方で治療するのです。 
値はちゃんと改善して、ビタミンB6が補われたことが分かりますし、なんと、心身症の症状(うつやパニック障害)、体のだるさや疲れやすさが改善される患者さんが たくさんいらっしゃるのだそうです。 
ビタミンB6で!?

これは驚きでした。

精神科のお薬を10個ほど飲んでいた20代の女性が薬をすべて止められた、という症例もお持ちで、それは素晴らしいことですね。 

食事を変え、栄養をきちんと摂ることで薬を減らせたら、こんなによいことはないですね!!

私も育休明けからやや疲れが取れにくいのですが、血液検査データは正常。 
でも、セミナーで聞いた深読み術を使うと、むむ、ビタミンB6不足疑いです。

深読み術は、ASTとALTの乖離を見ます。 
ビタミンB6が欠乏するとAST、ALTともに低下します。 
かつ、ALTが特に低下するため、ASTとALTで乖離が生じます。 
ビタミンB群を摂取すると、AST、ALTともに20~30IU/Lに収まるようになります。 
ただし、AST、ALTが上昇する可能性がないことが前提です。 
例えば、薬剤やアルコールの影響、脂肪肝や肝炎などです。

よし、ビタミンB群を補っていこう! 食事としては、まぐろ、さんま、にんにくなどを意識してとります。 
サプリメントも、複合ビタミンB群のものと、単独のB6のものがあります。 
ビタミンB6のみが不足することは少なく、ビタミンB6が不足するなら、その吸収を考えるとビタミンB群も複合的に不足するので、サプリメントを飲むなら複合のものでしょうか。

ビタミンCやEはよく耳にしますが、Bは意外でした。

あなたがもし、体が疲れやすいなら、もしかしたらビタミンB群の不足かもしれませんね。

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あなたの足腰は大丈夫ですか?

40代からも増えている
ロコモ!
60,70代からは対策必須!!
セルフチェックで、
早めの備えをしましょう。

元気に日々過ごしましょう!
日本の中高年を元気に☆

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福田知佐子著

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この三日間、抗加齢医学会学術集会はもう、もう、もう、
新ネタの宝庫!!アップ音譜

1ヶ月間、blogが書き続けられるんでは、
というほどでした。

実り多すぎ。
でしたよ。

頑張って書いていきたいです。
私のためのノートまとめ作業的にもなりますし、

何より、こんな生情報、出さなかったらもったいない!
きっと読んで、めちゃくちゃ役立ててもらえる方は多いはずです。

メディアに露出の多い先生方もたくさんお見かけしました。

みなさま、アンチエイジングされてそうで、
ぴかぴか、つるつる、
きらきらキラキラキラキラ流れ星オーララブラブ!
という感じでした。

さてさて、
今日は、糖質制限の食事についてのセッションを聴講してきました。

糖質を取りすぎると、
血糖が急に上がります。
すると、血糖を下げるインスリンが出まくります。
次には血糖が下がりますが、
インスリンがどばっと出るせいで、今度は下がりすぎになります。
すると、アドレナリンなど血糖を上げようとするホルモンが出てきます。
これにより、いらいら、したり、攻撃的になったりすることがあります。

ちなみに、お腹がすくと、いらいらするのは
アドレナリンの影響が考えられます。

低血糖はいまや、
よく知られる、健康面の大問題です。

やる気がなくなる、
うつになる、
疲れが取れない、

それらは低血糖が原因かもしれません。

女性でも、
貧血に低血糖、
これで、いつも体がだるいの~
という方々もたくさんいるはず。

そこで、食事が大事!
なのですよ。

さて、糖質制限食。

血糖の変動を抑え、
緩やかな変動を目指します。
つまり、激しい高血糖も起こらず、
そのあとの低血糖もおこりません。
なだらかな血糖値の変動が続きます。

しかし、
糖質あかんって、辛いですよね。
おいしいものは、たいてい、糖質…。

今日は、
スイーツ止められへんねん!!

というあなたに朗報です。

なーんと、
糖質制限スイーツができたそうです。

これのエピソードがまた楽しくて、
うどん国の香川県、
当然、ランチはうどん、という文化なので、
いつも糖尿病、日本ワースト1,2どちらかだそうです。
ちなみに争い相手は徳島県。

香川県で内科クリニックを開業されている桑原先生が、
香川県で一番有名なスイーツのお店に話に行き、
4年越しでできたそうです。メラメラ音譜音譜

すごい熱意です。

生チョコを試食しましたが、
普通にめっちゃおいしい!

糖質制限スイーツとは思えません。

すごすぎる…。



パンフの写真ですが↑

通販で買えますよ!

糖質制限スイーツはこちらからご注文

製作裏話は楽しかったです。


また続きます~。
次は、離乳食、保育園、学校給食のお話です。
こんにちは!

今日は大阪国際会議場にきています。
抗加齢医学会の学会に参加しています。

ランチのお弁当も、毎年ヘルシーで、さすが!アンチエイジングの学会です。

今日発見したのは、
玄米だんご!

丹後のだんご、とのことで、
ちょっとジョーク!?





試食コーナーにはお団子がずらーり。





食べると、お餅がプチプチと玄米を感じます。

玄米は精製されていないので、噛みごたえがあります。
これが、満腹感を得やすい理由のひとつ。
食物繊維も豊富です。
ビタミンやミネラルも豊富です。

玄米を食べ続けると、γ-オリザノールという成分により、高脂肪食を好まなくなる、
という研究報告もあるそうです。

他のブースでは、もち麦ごはんのサンプルを頂きました。
白米に大麦を混ぜて炊く、というのも最近脚光を浴びてるとか。
ゆっくり消化吸収されるので、食後の血糖上昇が抑えられます。

玄米同様、便秘解消や肥満予防に期待できます。

大人の食育が大事ですね!


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長生きは足腰が9割」

40代からの足腰弱者、必読!
ロコモティブシンドロームの脅威

福田知佐子著

エフビー出版
1350円

絶賛発売中!

かなり分かりやすいと大好評。
文章、イラストともに、優しく、簡単、誰でも読みやすいです。

読んでみて感銘された読者の方々が、
ご両親、ご友人にプレゼントして頂いています。
ありがとうございます。

読売新聞に書評が掲載されました。






妊娠中の湿布に注意!

妊娠中は、腰が痛くなったり、足が痛くなったりする人も多いですね。
 
妊娠でお腹が前に出るので、腰椎のカーブが前により出るようになり(前弯が強くなる)、腰に負担が多くなるように体重がかかります。 
また、妊娠によって体重が増えることで、腰の椎間板にかかる負担そのものも増えますし、股関節や膝関節にもかかる重さが増えます。
それで関節痛になったり、足がむくんだり、足がつったりします。 
私も妊娠後期は、よく足が夜中につりました。 
めちゃくちゃ辛かった!あせる

足の力をなるべく抜いて、つま先を手前にじわーっと引っ張って、おさまるのを待ちました。

さて、そんないろんな痛みに、湿布を使う人も多いのではないかと思います。 
飲み薬と違って、貼る薬の方は、なんとなくお腹の中の赤ちゃんに問題ないような気がしていませんか?

でも、貼る薬も、薬の成分は皮膚にある静脈から吸収され、血中に入り、全身に回ります。 
クリームやゲルといった、塗る薬も同じです。 
薬効成分は血中に入りますので、血流に乗って全身に回ります。 
当然、お腹の中の胎児にも届きます。

ということで、妊娠中の湿布も注意がいるのです。 
特に、ケトプロフェンのテープ剤は妊娠後期には使ってはいけない、という勧告がなされました。!! 

今まで、ケトプロフェンのテープ剤は妊娠後期に多数枚を連続して使わないようにしましょう、と注意喚起はされてきましたが(知っていましたか?)、
この3月から新しく、使用は禁忌叫び
(使ってはだめですよ!)ということになっています! 
産科の先生に黙って、勝手に湿布を使っている妊婦さんもいそうですよね。 
こういうことがあるので、妊婦さん達! 
何でも使っているお薬、市販のもの、塗り薬や貼り薬については産科の先生にお話しして下さいね!

ケトプロフェンのテープ剤を妊娠後期にたくさん貼った方で、胎児に動脈管収縮が起きた例が報告され、慎重に使って下さい、と注意喚起がされてきました。 
その後も、そういう症例が報告され続けてきたことと、1日1枚を1週間使った妊婦の方でも、胎児に動脈管の収縮が起きたという報告があったのです。 

ケトプロフェンの坐薬や注射剤が妊娠後期の女性には禁忌になっていることも踏まえ、テープ剤も禁忌にすることになりました。 

H26.3.25付けで厚生労働省がケトプロフェン外皮用剤の製造販売業者に対して、使用上の注意の改訂を指示しました。 
H25年には、ケトプロフェンのテープ剤を妊娠中期の女性が使用して羊水過少症が起きた症例もあり、必要最小限の使用にとどめるように慎重に使用して頂きたく思います。 

ちなみに、ケトプロフェン以外の消炎鎮痛剤の貼り薬もいろいろあり、それらでは特に胎児に動脈管収縮が起きた症例は報告されていません。 
でも、リスクベネフィットのバランスを考えて頂き、よほど有益性が上回る場合のみ、慎重に使って頂きたいと思います。虹

妊娠中の腰痛や関節痛の方へ。 

なるべくお薬(湿布なども含めて)は使わず、お風呂で温める、ストレッチ、マタニティーヨガ、マタニティーアロママッサージなどで痛みを緩和させてあげて下さいね。ニコニコ 

腰を自分の手でさすってあげるだけでも楽になります。 
足がつるのも、寝る前にふくらはぎをしっかり揉んであげたり、ストレッチすると、夜中につりにくくなり、もしつっても痛みがましです。

どうぞ、お大事に!
日本整形外科学会にて、

ロコモチャレンジ!推進協議会の事務局の方にご挨拶してきました!




一緒にお写真を撮ってなく、
頂いたお名刺のマークです。

かわいいでしょ!
博報堂さんが担当されてます。

事務局が東京にあることもあって、
啓蒙活動もまだまだ関東エリアが中心で、
関西エリアはもっとこれから!
ということでした。

関西エリア担当で、
メッセンジャーとして、
私にできることあれば
お手伝いします!
とお話してきました。

高名な偉い先生方ではなく、
私みたいな、
地域の身近な先生、
親しみやすく、
女性で聞きやすい、
そういう先生として活躍してもらいたい、
と言って頂き、
関西エリアでお願いします~!
とのことでした。

私としてもまさにそれが私の持ち味!
持ち味を生かしていきたいです。

関西弁使っていこうかなー。
それも持ち味やしなー。
日本整形外科学会に来ています。
神戸。
久しぶりです!
昔住んでた辺りを通過して、なつかしいなあと。
住んでた時はこんな写真撮らないのに、今日は撮ってみました。





そして、話題のパワープレート、知ってます?
先ほど、パワープレートに乗る体験しました。
スタスタ歩いていたら、パワープレート事業部サブマネージャー、秋葉さんが声をかけて下さり、
よかったら乗って見てください、と。

あ、これ、パワープレート!
聞いたことはありました。
三次元的に揺れ、それに対して筋肉の反射を使って、
体勢を保つように体を支えるので
筋トレができてしまうわけです。

めっちゃ揺れる!
きつー。




高齢者に、ロコモ予防に
いいですね!
高齢者には弱めで十分ですね。
転倒予防によいと思います。

加圧トレーニングより、立ってるだけでいいから、喜ばれるのでは。
と、加圧トレーナーとして
ちと負けた気持ち(笑)。
藤原紀香さんも、さっそくパワープレートされてるそうで。
やっぱり!早い。
紀香さんが加圧トレーニングはやめてないのか気になるところです。

加圧ベルトしめて、パワープレートに乗ったら
完璧!
ですね。

大人のラジオ体操で有名な中村格子先生が隣に来ていらっしゃいました。
中村先生のクリニックにこれ、導入されてます。
素敵ですね。

うちの公共の病院では、予算的に買ってもらえるわけない…。
うちの病院では、人海戦術なのですよ。
それもまた、よし。

ということで、
秋葉さん、ありがとうございました!

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「予防医学」だけでなく「予測医学」の時代へ!?

 今の医学で、寿命を延ばすことはほぼ、頭打ちにきているのではないかと思います。
 寿命150歳、いや、200歳の時代が来るかも、と思っている方もいらっしゃるようですが、生物学的にはせいぜい120歳くらいではないか、という見解が主流です。
 とすると、これからの医学の向かう方向は、与えられた寿命をいかに良く過ごすか、つまり、元気に過ごせる時間が長くなるようにする、ということであろうと思います。

 時代の流れが、そのように変わってきました。
 まさに今、医療における時代の変わり目と言っていいと思います。

 がん治療も進み、がんサバイバーという言葉もあります。
 癌になったからと言って、みんながみんな、すぐに死んでいくと決まったわけではなく、癌の種類や発見時期などの差はあるものの、癌と付き合いながら長く生きていく人が多く
いるわけです。
 中にはほぼ完治する人もいます。
 癌だけではなく、昔であれば命を落としたに違いない病気にあなたがかかったとします。
 そして、今の時代に治療できたので、無事に病気を乗り越え、生き残ったとしましょう。
 そこで、ただ寿命が長くなっただけでは、何のために辛い治療も乗り越えたのか分からないと思うのです。
 やっぱり生きることができる時間、楽しく、良く生きていくことができてこそ、寿命が延びることの意味が大いにあるわけです。
 もちろんそれだけではないでしょうが。

 京都大学名誉教授の井村裕夫先生が、「『見つけて治す』モデルから、『予測し、予防する』モデルへ切り替えるということだ」とおっしゃっています。
 これを聞いて、予防医学に加えて、「予測医学」、とも呼べるような、疫学の結集があったらよいと思いました。

 俗っぽい表現に言い換えると、自分の将来を予言されるということですね。

 予言というと、なにやら非科学的なにおいがするのですが、いたって科学的な見解に沿って予言をしてもらうとしても、言われる側としては怖さ半分、面白半分かもしれません。
 現実をどれだけ受け止められるかの聞く側(患者側)の器の大きさも、また、聞いた方へのフォロー体制も要求されます。
 言われて落ち込んで終わっていては、逆効果です。

 さて、現状、医療現場で予測の話がないというわけではありません。
 あなたが今~な生活をしていれば、将来~のリスクが高いですよ、という会話は、もちろ
ん今の医療でも普通にあります。
 例えば、糖尿病を放置していたら、足の壊死、失明、腎機能低下、の合併症がおこります、というような話です。

 でもそれは、病気をベースにした話ですね。
 今は病気が見つかってから、それに関する予測の話が多いのです。
 では、病気ベースではない話のテーマとして何があるかと言えば、喫煙やアルコール。
 これは、煙草を吸い続けると、肺がんのリスクが高くなる、といった予測の話ですね。

 これはとても大事なのですが、そういう話をどのタイミングでしているか、が肝心です。
 つまり、病気が見つかる前にできるかどうか、なのですね。
 人間ドックのような検診の場面や、健康教室の講演会などがそのチャンスで
しょうか。
 そういう機会を、地域に根差したドクターが提供されると、その地域はぐっと健康度がアップするでしょう。
 ○○町はなんだかみんな他に比べていきいきと元気そうだ、ということも起こりえます。

 今まで、医者がそこまでやる時間がそもそもないし(忙しい一般診療の合間でなかなかできることではない)、医者がそういうことをやるという意識もなかったと思います。
 市民イベントなど公的機関の役目、という認識ではないでしょうか?
 健康指導に興味のある先生はちらほらと活動されているのですが、まだまだそ
の程度だと思います。

 これからは、そういう活動が広がっていくといいですし、ニーズがそちらに向かうので、自然と増えていくのではないでしょうか。
 予測・予防医学専門クリニックが増えるといいと思います。
 まさにメタボやロコモは、病気が見つかる前の予測&予防医学として、役立つ概念です。
 
これからの時代のあなたの健康の鍵は、「予測」にあり!ではないでしょうか。


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よろしくおねがいします!
イラストも全部私が描きました~
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「ロコモ・ザ・ワールド宮崎」構想に共感

宮崎県では宮崎大学整形外科を中心に、ロコモに関する研究、教育、啓発、予防活動を行っているそうです。

ちなみに、ロコモとは「ロコモティブシンドローム」のことで、足腰を始めとする、運動器の衰えのことです。

このままいくと寝たきりになりますよ、
つまり「寝たきり予備軍」ともいえるのです。ダウン

私はロコモの啓発活動はとても大事だと感じています。 
まず知ってもらうことが大事なのに、まだまだ知らない人が多いからです。 
かねてより、多くの人にロコモを知ってもらえるよう、啓蒙に関する仕事がしたい、という思いがあり、一般の方向けの本の企画を考えていました。 そして、ご縁があって出版のお仕事を頂き、今年2014年5月に本が出版される予定となりました。 
「ロコモティブシンドローム」を知り、早めに手を打ち、予防しましょう!という趣旨の本です。

ですから、この、宮崎県の活動には深く共感し、 感動すら感じます。
本当に素晴らしいと思います。 
県レベルで啓蒙活動を行い、教育、予防活動もしているなんて、これほどの効果はないと思います。

日本中でこういう活動が広がり、数年後にはどこの都道府県でも当たり前になるといいですね。
そうすれば、ぴんぴん動ける高齢者の方が本当に増えるでしょう!音譜ニコニコ

そして、さらに素晴らしいと思ったのが、「ロコモティブシンドローム」は対象が中高年の方々、というのが 普通の概念なんですが、宮崎県はなんと、小学生からひらめき電球ロコモを予防するという意識をもって活動されている、ということなんです。グッド!

小学生。
まだまだ体はぴんぴんしていると思いがちではないでしょうか。 
でも、全くそうではないんです。!!
むしろ、無理をすれば壊れてしまうのです。しょぼん

昨年、私は子どもの体について、スポーツについて講演をさせてもらう機会が2回ありました。 
その時に私が話したことは、 

子どもの体は大人の体が小さくなっているのではなくて、まだまだ未完成なものであること。 

大人と体のサイズが違うだけではなく、中身が全くちがうものだということ。 

それは、軟骨だらけで、骨は弱く、筋肉は鍛え ようと思っても男性ホルモンの生 成がまだ未熟なのでつかない(つまり筋トレの意味も効果もない)

そういうものなので、15,6歳になるまでは、とにかく運動はやりすぎないこと、
運動を楽しむことが大事であり、鍛えようとして体を痛めないように注意して下さい 

ということでした。

宮崎大学の帖佐先生もやはり子どもの運動のしすぎの危険性をおっしゃっています。 

数年前ですけど、NHKの今日の健康でも話されたそうです。↓ 
http://www.nhk.or.jp/kenko/kenkotoday/archives/2010/02/0225.html

地域で検診すると、運動不足による肥満傾向や生活習慣病が見られる一方で、 運動のしすぎによる手足や脊柱の変形、傷害がみられるそうです。
運動不足と運動のしすぎ、という
「身体の二極化」
が問題になっているのです。

運動が好き、選手になりたいという夢もある、など、熱心になるあまりに体を痛めてしまっては本末転倒です。
子どもの頃のケガはきれいに治るだろうと思ったら大間違いあせるです。 
痛みが残る、変形などしてしまえば大人になっても動作に支障がでたり、あとから変形が進んだり、痛みも悪化したりします。

知っていれば、無理なんかしなかったのに、と後悔しても、もう取り返しがつかないのです。

お子さんがいらっしゃる方は、注意してあげて下さいね。
子どもは知らずに頑張ってしまいますから…。


ちなみに、20代女性で運動不足の方も多く、20代女性でも「ロコモ」になっている人がいるそうですよ。 
それはヤバイ!
その話はまたの機会に。

ロコモ予防、寝たきり予防は40代から、と私自身、思っていましたけれど、子どもの頃から大事ですね!

一生使う自分の体ですから、
子ども自身も体のことを分かっていることは大事です。
これからは、子どもにもその親や家族にも、体のこと、ロコモのことを啓蒙、教育をしていきたいものです。