2013年10月5日
サリドマイドの血管新生阻害作用が腫瘍の成長抑止作用にならないか一時期待されましたが
その逆の作用の薬もある
メインは血管新生促進作用で
血管内皮細胞増殖因子VEGF
線維芽細胞増殖因子bFGF(→血管新生作用)
ケラチン細胞増殖因子KGF

毛髪に必要な成長因子は他に
肝細胞増殖因子HGF-1
インスリン様成長因子IGF


じゃ発癌を後押ししないの?
したかもしれない
昨年その薬を服薬していたお笑いタレントさんが早期胃癌で手術、完治のおすみつきをもらいまた活躍してるタレントさん、つうか雨上がり決死隊の宮迫さんですが宮迫さんは発毛の内服薬を飲んでいてモニター患者さんのような感じで番組で状況を報告していたとのこと

主に血管新生作用で次に
細胞周期の休止期の細胞を成長期へ導き細胞分裂させる
血管新生促進、細胞増殖促進、こういう薬は発癌につながる可能性あり
フィブラストスプレーも(不自然なスポンジ皮膚になった患者さんがいたし(仙骨部じょくそうだったので))


知名度が高いプロペシアは筋肉増強剤のアナボリックステロイドの逆で
テストステロン
  ↓5α-還元酵素
  DHT
  ↑
これが壮年期以降の禿の原因のため(毛髪の脱毛を促す)
プロペシアは5α-還元酵素を阻害する

骨格筋には5α還元酵素がないから逆っていいかたは違いました
        ↓
アンドロゲン受容体作動を低下させるプロペシア
逆に、でした
逆にアナボリックステロイドはアンドロゲン受容体活性化して脱毛を促す、壮年期以降の禿を進ませてしまう

DHTはアンドロゲン受容体の親和性がテストステロンより35倍強い
DHTがないとテストステロンがアンドロゲン受容体を作動させるが受容体も内因性テストステロンも数が決まってるのでほどほど
骨格筋は運動でアンドロゲン受容体が増える
じゃ、アナボリックステロイドは何をするのか
受容体を活性化する
骨格筋は自分で筋繊維細胞を増やすが食事由来のアミノ酸を利用するよう促す
運動をしないと筋肉増強しずらい