「智くん、ちょっと。ここ座んなさい」

自分の声の調子が硬くなってた。
自分の目の前の床を指さしてた・・のに。
智くんはいつもと違う俺のそんなこんなを綺麗さっぱり無視。

「ん?なに?」

首をかしげながら、俺の隣にくっつくように腰を下ろした。


そりゃあ・・そうかも。
年末の仕事がすっかり終わり。
好例の初詣もすませ。
のんびり正月気分で、二人でしっぽりしよう
と、わくわくしながら帰宅。

一日の疲れを癒して、イチャ〜っとするための時間。
そう考えてるに違いないから。

智くんが先に風呂に入ってる間。
俺は年末の番宣ミニ番組の録画チェック。

そして・・はぁっ?っとなった。
特別番組の収録でも、はぁっ?っとなったことがいくつもあったのに。

これは・・ちょっと、智くんにお説教して。
自分の立場をわきまえてもらわないことには。

俺の気が休まらない!


のに・・・

「翔くん、お風呂行かないの?」

風呂あがりのいい匂いをさせて。
ふわふわな湯気とゆるゆるな雰囲気を漂わせ。

きらきらしつつも、リラックスしまくった智くんの色気が。
俺を圧倒してきた。



「このままでも・・・僕はいいけど・・・」


首筋に鼻を擦り寄せるようにして、顔を俺の元に埋めて。
くん、っと息を大き鼻から吸い込んで。
そのあと、満足そうに大きく口から吐き出す。

その息が、鎖骨あたりをさわさわと流れていった日には・・・


お説教なんて・・頭から吹き飛びます。




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書き終わってないんですけども〜
書いたとこだけアップしてみます(笑)