夢の通い路 20

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「センセー・・・?」

って・・カズが小さな声でオイラのことを呼んだ。
腕の中から聴こえたその声は、ちょっと恥ずかしそうな響きがして。

その声で意識は浮上して、いつでも目を覚ませる状態にはなったけど。


カズを腕の中に抱え込んでて。
逃げる素振りもなく、ただ、そこにいる。

その状態が・・・もうちょっと続いて欲しい。
目を覚ましたら・・・カズは腕の中からいなくなってしまいそうで。


意識は目覚めてるけど、躰はまだ、眠ったまま。

なんとか、抜けだそうとしていたけれど。
諦めたのか・・・


カズはふぅっ・・って小さく息を吐いて。
全身から力を抜いた。

なんとなく・・・なんとなく・・・身を寄せてきた感じがして。


カズのあったかさが移ってくる。
ちょっとだけある緊張と照れと・・・が感じられて。


あ~やっぱ・・・カズが愛おしくて・・・
もう、どうしようもない。




眠ったままでいるつもりだったのに。
どうしようもなくて・・・抱えてた腕に力が入った。


もっと・・・・こっち寄れよ。
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