pigritia 1

智くんが髪を切った。
ドラマ映画の撮影が終わった後のお決まりになっているような。
お決まりの行動。

今回も後ろはかなり・・さっぱりして・・・

ばれないようにこっそりと、うなじに痕を残す・・っていう・・
遊びが出来なくなって。

ちょっと残念。


だけど、この髪を切る、っていうのが・・・
役から大野智へ戻るための儀式のように感じている節もあり。

やめて欲しいとも言い難い。



そんな・・・髪を切りたての。
役から抜け出た智くんがうちに来た。


ZERO10年のお祝いという口実だったけど・・
ホントは・・俺に会いたかったから・・来てくれたんだ、と、思ってる。


だって・・・お祝いなんて・・
すぐ先に予定している智くんの誕生日のお祝いと一緒にすればいいことだし。






食事の時。
会話がちょっと途切れた時に、それまでの話と全く関係なく・・

「今夜は泊まっていってくれるんでしょ？」

確認・・というか・・・念押し？した。
ほんの少しの羞恥心が混じった表情で聞く智くんは・・うなづいた。
そんな顔の智くんは、久しぶりに見られる智くんで。

・・・そこはかとなく・・・何かしらを期待してもいいかな。
と、思わせてくれたから。