「もぉ~翔くん、顔デレすぎ!
笑いが止まんなくなっちゃったじゃん!」

あの、イチゴのおっぱいまんじゅう見てるときの顔っていったら・・
デレ~っとしてて!
テレビ向きじゃないし!


「だって・・ニノがクイズで最初に抜けちゃったから・・
智くん、俺に救いの目を向けてくるし。
なのに、近づいてくれないから・・
目が合うと、嬉しくってさ・・・」

翔くん・・そこじゃなくって。
目が合ってる時の顔は・・いつもの翔くんの顔だし。


「ニノが真っ先にいなくなってくれたから、俺から智くんがよく見えたし。
間の邪魔者がいなくなったのに、全然近づいてくれないから・・
目が合うと、なおさら嬉しくって」

だって・・・近づくと、ドキドキするし・・
翔くんのコロンのニオイなんて感じたら・・
仕事なんて、忘れそうだし・・・困るもん。
・・って、そこじゃないし!


「おっぱい・・見てて、すごいデレてた!
デレまくってて・・恥ずかしいじゃん!」

だから、笑いが止まらなかったんだから!


「智くん・・俺のデレてる顔、見たくないの?
じゃあ・・・こうしてあげる」

って・・・なぜか、目隠しされた。
なんで、目隠しできるようなものが、すぐに出てくる?
なんで、目隠し?
僕の疑問を置き去りにして。


「俺、今、最高にデレてるはずだから。
だって・・智くんのこと、見てるから」