陰陽師の智の続編です。
最初はこちら → ☆
もしくはテーマ 妄想:陰陽師 からどうぞ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「ニノはいくら頑張っても、浄霊できるようにはならないと思うよ」
なんの感情もこもってなくて。
日常会話のついでのように・・
宣告された。
センセーには、きっと大したことじゃない事実なんでしょう。
ワタシにその能力がないことは、最初から分かっていたんでしょうから。
でも・・・ワタシはセンセーのように浄霊できるようになりたかった。
センセーの側に置いてもらって。
学んでいけば、きっといつかはできるようになると・・・
信じていた。
それだけを信じて・・今までやってきたのに。
「ニノの能力は~~~~~~~だから。
オイラのようにはできるようにはならないよ。
だから、もっと、~~~~~~~~を~~~~して。
~~~~~~~~~だけど?」
センセーが何かおっしゃっているけれど。
言葉が言葉として、頭に入ってこない。
ただ、音として耳に入ってくるだけ。
こんなときにまで、センセーの声は耳に優しい。
『できるようにはならない』
その宣告だけが、頭のなかで谺のように響き渡る。
「わかった?」
訝しげな顔をしたセンセーが、ワタシの顔をのぞきこんでいた。
「わかり・・・ました」
このまま、お世話になっても、センセーのようにできないなら。
いつまでも、ここでお世話になっているわけにはいかない。
先生にご迷惑をかけているだけ。
何回も、何回も。
ワタシが拾ってきた悪霊を浄霊してもらって。
いつかは、その御恩をお返しできるようになる。
そう思っていたのに・・・
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「ニノはいくら頑張っても、浄霊できるようにはならないと思うよ」
なんの感情もこもってなくて。
日常会話のついでのように・・
宣告された。
センセーには、きっと大したことじゃない事実なんでしょう。
ワタシにその能力がないことは、最初から分かっていたんでしょうから。
でも・・・ワタシはセンセーのように浄霊できるようになりたかった。
センセーの側に置いてもらって。
学んでいけば、きっといつかはできるようになると・・・
信じていた。
それだけを信じて・・今までやってきたのに。
「ニノの能力は~~~~~~~だから。
オイラのようにはできるようにはならないよ。
だから、もっと、~~~~~~~~を~~~~して。
~~~~~~~~~だけど?」
センセーが何かおっしゃっているけれど。
言葉が言葉として、頭に入ってこない。
ただ、音として耳に入ってくるだけ。
こんなときにまで、センセーの声は耳に優しい。
『できるようにはならない』
その宣告だけが、頭のなかで谺のように響き渡る。
「わかった?」
訝しげな顔をしたセンセーが、ワタシの顔をのぞきこんでいた。
「わかり・・・ました」
このまま、お世話になっても、センセーのようにできないなら。
いつまでも、ここでお世話になっているわけにはいかない。
先生にご迷惑をかけているだけ。
何回も、何回も。
ワタシが拾ってきた悪霊を浄霊してもらって。
いつかは、その御恩をお返しできるようになる。
そう思っていたのに・・・