映画の撮影で、今日の自分の全てを出しきった感じがして。
空っぽになって、帰った。
誰もいない、空っぽの真っ暗な部屋に帰る。
はずだったのに・・
玄関を開けたら、中には、明かりが灯っていて。
それだけで、心のどこかに温かさが、ポツン、と落ちたような気がした。
リビングのドアを開けたら。
「おかえり。疲れただろう?」
大野さんがいた。
さり気なく、手から荷物を持ってくれる。
また、心のどこかに温かさが落ちた。
口を開く気力もなくなってて。
ただ、大野さんに抱きついた。
柔らかに、背中に回された大野さんの腕は、ワタシを温かく、包み込んでくれて。
何も言えないワタシに合わせて。
大野さんも、何も言うことはなくて。
ただ、温かさを心に落としてくれている。
「なんで・・・?」
ようやく、口を開けるようになって、尋ねたワタシに。
「誕生日、おめでとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
オレの側に来てくれて、ありがとう。
それだけ、言いに来た」
明日の準備があるだろうから、って、帰ろうとした大野さんを・・・
引き止めるだけの、言葉が出せない。
側にいて欲しい。
温かさをもっと、落として欲しいのに。
ただ、ひたすら、大野さんを見つめた。
ワタシの方を振り返って。
目が合った。
瞳の奥の。頭の中の。心の奥底まで。
覗きこまれたような気がした。
荷物を置いた、大野さんは、もう一度、ワタシを抱き締めて。
温かい唇を落としてくれた。
「邪魔にならないように寝室にいるから。
明日の準備が出きたら、おいで」
大野さんの気配をなくすように。
荷物も全部持って、寝室に引きこもった。
ワタシは台本を取り出して。
明日、また、違う人物になれるように。
自分の中に、埋め込む作業を始めた。
**************************************************************************************************************
二宮和也さん。
お誕生日おめでとうございます!
ごくごく簡単ですが(笑)
これで、ニノのハピバ記事は終了~
続き・・そのうちに・・出すかも。
空っぽになって、帰った。
誰もいない、空っぽの真っ暗な部屋に帰る。
はずだったのに・・
玄関を開けたら、中には、明かりが灯っていて。
それだけで、心のどこかに温かさが、ポツン、と落ちたような気がした。
リビングのドアを開けたら。
「おかえり。疲れただろう?」
大野さんがいた。
さり気なく、手から荷物を持ってくれる。
また、心のどこかに温かさが落ちた。
口を開く気力もなくなってて。
ただ、大野さんに抱きついた。
柔らかに、背中に回された大野さんの腕は、ワタシを温かく、包み込んでくれて。
何も言えないワタシに合わせて。
大野さんも、何も言うことはなくて。
ただ、温かさを心に落としてくれている。
「なんで・・・?」
ようやく、口を開けるようになって、尋ねたワタシに。
「誕生日、おめでとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
オレの側に来てくれて、ありがとう。
それだけ、言いに来た」
明日の準備があるだろうから、って、帰ろうとした大野さんを・・・
引き止めるだけの、言葉が出せない。
側にいて欲しい。
温かさをもっと、落として欲しいのに。
ただ、ひたすら、大野さんを見つめた。
ワタシの方を振り返って。
目が合った。
瞳の奥の。頭の中の。心の奥底まで。
覗きこまれたような気がした。
荷物を置いた、大野さんは、もう一度、ワタシを抱き締めて。
温かい唇を落としてくれた。
「邪魔にならないように寝室にいるから。
明日の準備が出きたら、おいで」
大野さんの気配をなくすように。
荷物も全部持って、寝室に引きこもった。
ワタシは台本を取り出して。
明日、また、違う人物になれるように。
自分の中に、埋め込む作業を始めた。
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二宮和也さん。
お誕生日おめでとうございます!
ごくごく簡単ですが(笑)
これで、ニノのハピバ記事は終了~
続き・・そのうちに・・出すかも。