「はい。これ、おみやげ」

と、智くんから、渡されたのは・・・
何?この・・・存在感?

他の二人には、Tシャツなのに・・
俺には・・これ?



二人の視線が・・・なんとなく、痛くて。



「なんですか?それ?やけに嵩張ってますけど?」
「え~ナニナニ??翔ちゃんには、違うものなの?」

智くんはそんな二人の質問にも笑って誤魔化していて。


「んふふ。とっても、キモチい~~もの」

智くん!
そんな、変なこと言って、煽らないでください!
雰囲気が・・・変になっていくのに・・・気づかないんですかぁ~?






その夜、智くんは、俺と一緒に帰宅。

「ね?おみやげ、開けて~」


パッケージを開封すると・・・
クッション。
なぜ?わざわざ・・・アメリカから?



「あのね~これ、すごく、キモチい~~の。
だから、ここで、使いたいと思って・・買ってきたんだ~」

そこで、上目遣いで、目を細めて。



「ダメ・・・だった?」



ダメ・・・じゃ、ないですけど・・・・
じゃあ、俺へのおみやげは・・・実質なし。
なんですね・・・





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って、ことだと、山推しは思う!(笑)