きっと、その時、僕はどうかしてた。




ステージの上で、涙を流して。
その感動とか、興奮とか・・・そんなものを引きずったまま、ホテルに戻って。
じっとしていられなかった
落ち着かなくて、一人でいられなくって。

翔くんの部屋に行った。
翔くんに迎えられて
ステージ上で感じてた、気持ちがどうしても、抑えられなくて。

僕にしては、珍しく・・
ずっと、翔くんに話しかけていた。



「ねえ。翔くん。ハワイに来られて、よかったね。
ホントは、ハワイ?って、思ってたんだけど。
クルーザー見て、あの頃の不安とか・・逃げ出そうと思ってたこととか・・
すごい、蘇ってきて。
でも・・・何時だって、翔くんが、そばに居てくれて。
寄りかからせてくれて、助けてくれて、頼りにさせてくれて。
僕が歳上だから、しっかりしなくちゃいけないはずなのに。
ずっと・・ずっと・・・僕を見ててくれて。
ありがとう・・
翔くんがいてくれて、よかった。
僕、嵐でよかった」


話しているうちに、もっと、気持ちが昂ってきて。
体も昂ってきた。


「翔くん・・どうしよう。
すごく・・翔くんのことが好きで、好きで、たまらなくて・・
翔くん・・・」

自分で話してることに、酔ってるみたいになって。
翔くんに抱きついて、昂ってるところを押し付けて。

「翔くん・・大好き。
ぁ・・・なんか・・もう・・・ぁあ・・」
それだけで・・僕は・・・イッちゃって。