その日の仕事で、ずっと一緒にいたのに・・
翔くんと、目が合わせられなかった。



ショウくんに、僕がされたことを、翔くんが知ったら、なんて思うだろう?
あんなことされた僕を・・
翔くんは、これまでと同じように・・受け入れてくれるんだろうか?

そんなこと、してくれるわけない・・
絶対に、知られたくない。
でも、今、目が合ったら・・・
きっと・・何かあったって・・気づかれる。


翔くんと、目を合わせなくて、いいように。
話さなくてもいいように。
ずっと、ニノにくっついていた。


翔くんが、僕の方、見てるのは、感じてた。


「智くん、一緒に、メシ、食っていこう?」
翔くんに誘われたけど・・
そんなこと・・今日は、できないから・・

ニノとご飯に行くから、って。
それを振り切って、帰ってきた。