「死神くんに迎えに来て欲しいな」
ボソっとニノが言った。



オイラ・・なんか、しちゃった??
え?でも、だって、さっきまでは、ごきげんよかったよ。
一緒にご飯食べて・・
ニノ、なんか、仕事でしんどいことあった?
思い出しちゃったのかな??
なんて言ってあげれば、気分が上がる?
死にたい気分になるって・・・

すごく、心細い気分になってたら・・



「智、どうしたの?変な顔して」
「ニノが・・変なこと、言ったから・・死神くんに来て欲しいって・・」
死にたい・・って、こと・・?


「あ~死ぬときには、ね。こんな、カワイイ死神くん、何日も、独り占めできるんですよ?滅多にないチャンスでしょ?」
「でも・・死んじゃうよ・・」
何日か経ったら・・・永遠のお別れなんだよ・・・?


「死神手帳からオレの名前、消させればいいんですから」
「え?」

「キモチイイこと、たくさんして、死神の使命を忘れさせる・・とかね」
「キモチイイこと・・?」





「こんなこと・・ですよ・・」

そう言って、ニノが・・オイラの上に被さってきて・・・
押さえつけて、キス・・・・してきた。


触れ合うだけのキス。
何回も・・何回も・・
だけど・・・
だんだん・・それだけじゃ物足りなくなって・・



「カズ・・・」
って・・名前呼んだ。



深いキス。
何回も・・何回も・・
だけど・・・
だんだん・・それだけじゃ物足りなくなって・・