「ネコマンガ」トークイベントに行ってきました | ド少女文庫

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編集者&ライター・粟生こずえによる、少女漫画・小説をはじめ少女ごのみのあれこれを語るド少女魂燃焼ブログです。

下北沢B&Bにて行われた
マンガエッセイストの川原和子さん、
映画化もされた大ヒット猫エッセイ漫画『猫なんかよんでもこない。』の作者である
杉作先生のトークイベントに行ってきました。


『ネコマンガ(●ↀωↀ●)✧ コレクション』(立東舎)の刊行記念イベントです。






この本、「100匹のネコと13人のネコ好きマンガ家」という副題のように
マンガに登場する古今のネコキャラ100匹紹介、
そして杉作先生を筆頭に愛猫マンガ家13人のインタビューが載っているという
究極のネコマンガ本であります。


『What's Michale?』や『きょうの猫村さん』みたいな主役ネコから
チョイ役ながら人気のネコキャラまで。


私の最近のお気に入りのネコキャラもちゃんと載ってました。

『ヤコとポコ』(水沢悦子)のポコ。



ロボットネコですけど。




『猫田のことが気になって仕方ない。』(大詩りえ)の猫田くん。





猫田くんは、ヒロインの女の子だけになぜか「ネコ顔」に見える…
という設定なんで、一応ふつうの人間なんですけど。



ミックもにゃんころりんもオヨヨも横須賀ロビンも
スーパーキャットもミーくんも載ってましたね~。



1940年代から現代までのネコマンガの歴史をたどり
時代によっての傾向を分析した「ネコマンガヒストリー」も
めっちゃ読みごたえありました!




川原さんは杉作先生の古い友人だそうで
デビュー前の習作も持ってきてくださったのですが
その頃からネコの描き方、ほぼ確立されていたんです。


杉作先生のネコって、けっこう独特です。






まんまるで大きな目がくっついてる。
ひと目で杉作先生のネコだ!ってわかりますよね…。



しかし杉作先生、作風のイメージ通りというか。
謙虚で話し方もやさしくて。

飄々として見えて、
その内面は熱く、妥協しない方だと感じました。



今年になってすでに5冊も刊行されたとか!
当然ネコの出てくる作品を…と望まれると思うのですが。
ネコが登場するにしてもどの作品もそれぞれに違う色、
切り口があることからも真摯さが伝わってくるのです。






最近どこかで「ネコマンガブーム」という言葉を目にしたのですが…
言われてみればそうなのかも!?