術後11か月と6日目 リンパ節廓清の影響② | 自分目線の闘病記録など・・・

2014年2月23日(月) 術後11か月と6日目


リンパ節廓清の影響②




胃がんの手術では、転移を防ぐために

胃の周囲のリンパ節を広く廓清することがある。


リンパ節を廓清した際の身体に与える影響について研究してみた。


大きく分けて3つある


1 胆石症・胆嚢炎


リンパ節廓清の際に、胆のうに分布する迷走神経も一緒に切離されてしまう。

そのために、脳相(物を食べた時の脳からの刺激)と

胃相(胃に物が入ったという信号)が胆のうに伝わらなくなり

胆のうの収縮が弱まる。


その結果、胆汁を胆管出口から十二指腸に放出することを妨げる異常連動が起こり、胆汁が胆管、胆のうに停滞し、胆汁や膵液が逆流して、胆管炎や胆嚢炎を起こす原因になる。


胆石は、胃切除者の15%から20%にでき、術後2年から5年に見つかることが多い。


2 残胃がんの発生の下地


胃切除後の残胃の粘膜は、弱って荒れた状態(萎縮性胃炎)になっているため、そこに刺激が加わるとがんが発生しやすくなる。

リンパ節が廓清されると胃粘膜の栄養状態や保護機能はより低下して、萎縮性胃炎を昂進させることになる。


3 小胃症状の原因


胃切除後におこる、腹満感、腹部膨満感・圧迫感、もたれ、

つかえ、嘔吐・・・等の症状を小胃症状という


食べたものが消化される際、胃や腸が滑らかに蠕動運動ができるように

腸管と腸管の隙間にある少量の腹水が潤滑油の働きをしている。

腹水を分泌する大網と腹水を吸収するリンパ組織が切除されると

腹水の循環がうまくいかなくなり、残胃や腸が蠕動運動をすると気に摩擦を起こし、これが小胃症状の原因となっている。


リンパ節を廓清することで起きる身体への影響が

解明できたこととは喜ばしい


でも、胆のう炎や残胃がんになるのは困る


すべての後遺症はダンピングから始まる


そう、ダンピングの防止は、すべての胃切除後後遺症の克服につながる

上記の3つの問題も解決できるという


◎「少量頻回摂取」の実行

◎炭水化物は控える

◎タンパク質と脂質を上手に摂る

◎食事中は水分を控えめに



やっぱり、食事の摂り方が大事ってことを

再認識しました。


胆のう症・胆石・残胃がん・・・怖い怖い叫び


調子がいいからって油断しないで、日々気を付けて

楽しい日々を送っていきましょうねぇラブラブ!