術後9週間 職場復帰1日目 | 自分目線の闘病記録など・・・

2014年5月19日(月)  術後9週間と0日 


職場復帰1日目



めでたく、職場に復帰した。

いきなりのフルタイムは無理だと思い

事前に「勤務の軽減を要する」という診断書をいただいていた。


4月の人事異動で管理職も同僚も入れ替わっていることが少々不安

以前からいたメンバーも、この繁忙期に休んだわたしを受け入れてくれるだろうか・・・


10時に出勤。

まずは、一番トップの管理職にごあいさつ

食事対策としては分食を勧めてくださり、

貧血対策としては

「体調が悪いときのサインを決めておきましょう。

そのサインが出ていたらフォローに入るから。

病院の連絡先と主治医の名前を聞かせてください。

何かあったらこちらで連絡して救急搬送にしましょう。」

と、配慮をしてくださる気、満々でありがたいです。

「とにかく今日は無理しないで、

今後の仕事に優先順位つけるくらいの仕事でいいから」と。


10時半

私が休職中の代替で来てくださっていた方が

無償で引継ぎに来てくださる

私の休職中に処理してくださっていた事項の確認

そして、今後の仕事の優先順位の確認


なかなか仕事のカンが戻らない

パソコンに入るためのパスワードが思い出せない

なんたる不覚


何人かの職員がたまたまわたしの執務室にやって来て

わたしの存在を確認

みなさんが口々に

「おかえりなさい」

「大丈夫?無理しないでよ~」

「よかった~ すごくうれしい どるみんさんの顔見て元気になった」

などと言ってくださる。

4月の人事異動でやってきた方々も、事情を知っているようで

「大丈夫ですか?ゆっくり仕事して」

などと気を使ってくださる

やっと入れたパソコンのメールを開くと

今日の復帰を知っていてくれた方々から

「おかえりなさい」のメールが数本届いていた

その配慮に、じんとくる



あっと言う間にお昼時間

我が職場は、調理員さんが職員の昼食を作ってくださるのだけど

メニューは一つしかない

「メニューを見てから、食べられるものを食べられるだけ食べればいいか」

と、思っていたけど今日のメニューは


焼きおにぎり

おでん

つぼ漬け

ミニトマト


どうしようかなぁ・・と思っていたら

わたしのために

「焼かないおにぎり」を用意してくださっていた

ホントにありがたい。

こんなこともあろうかと、調理室に菓子折りを用意しておいて正解だった。

ただ、おにぎりは1個の半分

おでんもじゃがいも5口ちくわを5口大根10口くらいでギブアップ

現在の食事に関する限界を知った。

忘れずに、ビタミンB12補給薬を飲む


あしたのメニューは

手作りカレーパン

ポークビーンズ

アスパラとベーコンの炒め物


カレーはまだ無理だからパンを持参しようかなって思っていたら

カレーなしパンを作ってくださるとのこと。


みんながわたしの復帰を支援してくださる。

「まだ休んでいればいいのに」

とはどなたにも言われず、力仕事もおでかけ系も頼みもしないのに

周りがさっと片づけてくださる。

なんて恵まれているんだろう。

今までのわたしなら

「この恩義に応えてもうちょっと仕事を片付けてから帰ろう。まだイケる!」

となっていたはずだけど、

いまは、

「ちょっとの無理が寿命を縮める!」

と自戒して周りの配慮に甘えさせてもらうことにする。


「お大事に。また明日ね」

って、帰り際に送り出してくれた言葉が温かい

「無理しないで休んでいいよ」

と言われるより、

「また明日ね」

って言葉に自分の存在意義を認めてもらっている気になる。

「こちらこそ、また明日もよろしくお願いします」

15時半には帰宅。

大丈夫なような気もしていたけど、帰宅後まったく何もできないくらいに

疲労していた。

そうだよね。

まだ、復帰1日目だもん

すごい手術に耐えて、2か月も自宅でのんびりしていたんだもん

徐々に慣れていけばいいさ

徐々にみなさんに恩返しができればいいさ。








  



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