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サボテンブログです
ユーべルマニア・ペクチニフェラ
(Uebelmannia Pectinifera)
ペクチニフェラ。センスのある命名です。
灰黒色の直刺が馬の鬣のように稜背に並びます。まさに、Pectinifera
(櫛歯を有する)です。
肌は赤褐色に灰白色をかぶせたような色。野生株は、ほぼ、真っ白い
姿で地面に生えているので衝撃的です。
(村主康瑞著『アンデスのサボテン』に自生地の写真が満載)
ただ、国内での栽培では、そのような白い粉を吹いたようには育ちま
せん。
自生地は、ブラジル・ミナスジェライスの山。1966年の発見種。
我が家では、春3月に黄色の可愛い花を咲かせます。
ペクチニフェラ錦(U.Pectinifera variegated)
ペクチニフェラの斑入り苗が4本揃ったので、今年は、運よく開花すれ
ば、交配・採種を行い、種を蒔きたいと思っています。
4本の内訳は、実生の開花苗が1本。接ぎ木の未開花苗が3本です。
斑ものは葉緑素が少ない分だけ体質が弱く、成長がゆっくりです。
それで、ペクチニフェラの斑入り苗は、よく接ぎ木で栽培されています。
接ぎ木苗は丈夫だから、交配用の親木には適しています。
ただ、<ペクチニフェラの接ぎ木は、サイズあるのに花が付かない>
という情報も目にします。
さて、我が家の接ぎ木は初開花するのかどうか?? 期待!!期待!!
ペクチニフェラ錦①
径11センチの接ぎ降ろし苗。
現在、初めて頂部に花芽らしいものを確認。初開花の予感!!
ペクチニフェラ錦②
径11,5センチの接ぎ木苗。
昨春に蒐集。未開花。約一年間、陽に良く当てたら、斑色に赤みが増し
頂部付近に綿毛を吹いてきました。初開花の予感!
ペクチニフェラ錦③
径8センチ。無事、発根した模様です。
入手時より少し瘦せましたが、触っても動かないので根が伸びたかな。
昨年9月に蒐集。持ち帰り抜いてみたら台木が溶けていました。
処理をして、10月初旬に植えこみ、発根管理を行いました。
ペクチニフェラ錦④
径7,5センチの実生球。
蒐集後、10年は作っていますが、ペクチニフェラの特に斑入りは成長が
ゆっくりです。ただ、実生球は、このサイズで開花します。今年も期待!!
ご覧いただきありがとうございました。