明日より憧れの初台湾です。
旨い物たくさん食って良い音楽をいっぱい浴びてきます。
では行ってきます。
11/16
福岡空港から2時間半あっという間に台湾に着いてしまった。
高速を走っても町中を歩いても海外に来ているという実感がほとんど無い。
「City Fables」と題されたこのフェスは台北市の企画で巨大な台湾ビール工場の中の特設ステージで行われ日本からは黒川良一氏と半野善弘氏と私。後は台湾組と海外組の計２０組が四日間に渡り演奏をする。しかし特筆すべきはビール無料！！寿司無料！！という所。当然開演前からバカスカ食いまくり飲みまくる。偽寿司職人TOKUの握る寿司は実家がカリフォルニアで寿司屋をやっているらしく本物っぽくて実に美味い。寿司を握る度に「偽物だけどね。」と行ってテーブルに盛ってくれるのも可愛くていい。しかし初台湾で一番最初に食べた料理が偽寿司職人握るカリフォルニアロールと言うのも悲しすぎる。
夜は台湾料理を満喫しようと思いミュージシャン同士で食べに出かけたがベジタリアンが多くベジレストランヘ、、、、まるでラビット、、、、未だ台湾を満喫できず。明日こそ食ってやる！！！！
今日は昨日の前夜祭に引き続きフェス初日。お客さんも沢山入り最初は台湾のポストロックバンド「SugarPlumFerry」地元バンドらしくお客さんを盛り上げ良い感じでフィニッシュ。次はメインゲストバンドでブラジルから。ギターとドラムのユニットで基本的に音響インプロ。昨夜私達をラビットな気分にさせたベジタリアン二人組。当初３～４百人いた客も始まったとたん凄い勢いで帰り始めて終わった時には８人。初日はこのまま冷え切った状態で終了したらしい。私は途中から大勢のお客さんと近所の空き地で花火大会。こちらは大変盛り上がりそのままクラブに繰り出し朝方までドンチャン騒ぎ。
11/17
今日はフェス二日目。昨日の余波かこの広い会場に客１００人程度メチャクチャ寂しい。でもとても楽しみにして来てくれたお客さんも沢山いたのでフルパワー全開で演奏。しかし音がショボイ。一曲終わる事にPAの所に行って「モア、ラウダー」と告げるがモニターばかりが大きくなり外音は改善されている感が無い。これを何回も繰り返してPA君に暴挙を働けば働くほど客席は興奮のるつぼと化しいつの間にか客も増え凄く盛り上がっている。１時間のステージもモニターが煙を吐いて昇天したのと同時に終わり。アンコールもモニターの要らない数曲と「we are the World」で終了。持参した超大量の物販も数分で完売し他のアート・フェス、クラブ・ギグ、ライブ・ハウス等大量のオファーを頂いた。来年は台湾での仕事が増えそうだ。台湾最高！！！！
翌日、大量に買ったDVDを持ち空港へ。空港のロビーにもDVDショップがありそこでも衝動買い。物欲、食欲、音楽欲等全ての欲を満足させ福岡空港へ到着したのだが税関で呼び止められて持ち物検査をされる事に、、、当然私の鞄の中からはよく分からない奇妙な機械とインチキDVDの山がザクザクと出てきて検査員も呆れ顔。
検査員「困るんですよね～こんなん持って入国されたら」
ド 「え！？何ですか？」
検査員「え？って？これ違法商品ですよ日本には持ち込めませんよ」
ド 「でも普通に台湾のDVDショップに売ってましたよ？」
検査員「台湾でどうであれ日本には持ち込めません。」
ド 「全部空港で買ったんですよ！！どうして持ち込めない物を売るんですか？」
検査員「え？」
ド 「それに私は物凄く急いで要るんです。今から大事な仕事があるんです。」
検査員「そう言われても法律なので、、、、」
ド 「だからどうして持ち込めない物を空港の中で売ってるんですか？あ！分かったここで回収してまた台湾の空港で売ってるんちゃうん？」
検査員「・・・」
ド 「どうでもええから早くしてくれ！！！急いでるって言ってるやろ！！」
検査員「証拠は在りますか？空港で買ったという。」
ド 「もちろん。」
検査員「三枚分の領収になっていますけど？本当に全部空港で買ったんですか？」
ド 「他のは邪魔くさいので捨てました。早くしてくれってゆうてるやろ！！」
検査員「・・・・・・これからは気を付けてくださいよ。」
ド 「of course!!」
ビバ！！台湾！！
