美少女ホラー「富江 BEGINNING」を時々観たくなります。
美少女好きだからではありません。
(嫌いでもありません)
で・・・
とりあえず観ました。
もう何度目になるのか・・・・・
松本莉緒が再生能力を持つ魔性の美少女・富江を演じた2005年の作品。
伊藤潤二原作の人気ホラーマンガを映画化した「富江」シリーズの第5作目。
6作目の「富江 REVENGE」と2本連続製作・公開されたため、74分と程よい長さ。
あっと言う間に鑑賞出来てしまいます。
現在7作目まで製作されている劇場版の中では小粒で少々地味めな作品。
富江が、転入した高校の1クラスを短期間で掌握してしまい、崩壊させるまでの様子が描かれます。
シリーズ中ホラー映画として私の最もお気に入りは、7作目の「富江 アンリミテッド」です。
この作品で仲村みう演じる富江は、化け物じみていて不気味なのにたまらなく魅惑的。
妖しい顔立ちと甘ったるい声に、危険と知りつつどうしても惹かれてしまう。
全ての男を虜にする富江という美しい「化け物」を見事に体現していました。
作品自体もエンタテインメントとして完璧で、サービス精神に溢れた素晴らしい仕上がり。
「片腕マシンガール」井口昇監督の不気味で楽しい映像センスがいつも通り冴え渡ります。
一方「富江 BEGINNING」の富江は、あくまでも圧倒的な魅力を持つ美少女として描かれます。
再生能力を持つものの、繰り返される自分の生と死に恐怖と悲しみを抱いて生きている富江。
男たちはそんな富江の内面などは見ずに、美しさだけに惹かれ虜になってしまいます。
完璧に整った美しい顔立ちと思わせぶりな表情、これだけで全ての男を惹き付けてしまう。
この作品で描かれるのは、「美しさ」の持つ圧倒的なパワーと、一瞬で心を奪われる抗しがたい魅力。
人の心を狂わせるほどの美の力。
女性の登場人物の1人が、
「富江を見ていると気持ち良くなってくる」
と言ってますが、まさにその通りですね。
人を惹き付ける圧倒的な魅力、って憧れます。
うむを言わせないほどの力。
能力。
たまに観たくなるんですね。
この映画。
松本莉緒の美しくて力強い眼差しの富江と、心を奪われ骨抜きになってゆく男たちの姿。
見てると確かに身持ち良くなってきます。
実は今、個人的にいろいろ順調に行かなくて焦りを感じているんです。
もっともっと頑張って働かなければならない状況になりまして。
それで、自分の身一つの魅力だけで、短期間に組織を掌握した富江の姿を見たくなるのか。
つまり私は完全に富江側に感情移入して見ているんですね。
(だからちっとも恐くない)
圧倒的な魅力で人を惹き付ける富江を見て、自分のセルフイメージを高めようとしていたのかも。
病んでますなあ、私。
まあ、私は人の心を狂わせるほどのイケメンではない上、もういい年のオッサンですから、
何か他の能力で人心をつかまなければなりません。
多くの人を惹き付ける力。
私に何かありますかねえ?
取りあえず今勉強して独自ドメインのホラーサイトを作り始めてます。
HTMLとかCSSとか、まだ全然チンプンカンプンなんですけどね。
映画は今ちょっと作れない状況なのが辛いところ。
そもそも私の映画作りは出費がかさむだけで、たいして儲かりませんから。
カルト過ぎますので。
ハイリスク・ローリターン。
最近企画して以前ここにも書いた登場人物男女3人の短編ホラー企画も現状では無理。
今撮ったら本当に自分1人の「完全自撮りホラー」になってしまいますよ。
・・・・・・・・・・
「完全自撮りホラー」、
本当に行動力がある奴は、やっちゃうのかも知れませんね。
成功する人間って、あんまり後先考えないで行動に移しちゃうそうですから。