バンク・オブ・ザ・デッド | 地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

地獄のゾンビ劇場 ~ZOMBIE THEATER~

「地獄の血みどろマッスルビルダー」監督・深沢真一によるホラー映画雑学&雑談ブログ!

結末に唖然。

 

「バンク・オブ・ザ・デッド」

(DEAD HEIST)

(2007年 アメリカ 75分)

 

【ネタバレ注意】



地獄のゾンビ劇場-バンク・オブ・ザ・デッド

 

田舎町の銀行へ強盗に押し入る5人の若者達。

 

大金を強奪し逃走を計るも、通報されてしまい、

支店長と婦人警官を人質に行内へ立て篭もるハメに。

 

外には警官隊。

こう着状態が続く中、やがて夜になり、

 

ゾンビ軍団が大襲来。

 

包囲していた警官達を喰い殺します。

なんで?

わけが判らず、出るに出られない行内の7人。

 

そこへ重装備の男が、ゾンビを蹴散らしながら登場。

 

男はゾンビハンター。

彼の話によると、

ゾンビの正体は、政府が兵器用に開発した細菌に感染した死体。

普段は地下に潜伏していて、

新月の夜にだけ集団で人を襲う、とのこと。

 

ハンターさんは皆を救うと見せかけつつ、

出入り口を開放して血をばら撒き、

逆にゾンビを銀行内へおびき寄せてしまいます。

 

数百人規模のゾンビが押し寄せ、強盗ら数人が餌食に。

生き残った連中は当然、

「お前何してくれてんの!?」と怒りますが、

実はハンターさん、世界を守るため、ゾンビ殲滅を狙っていたのです。

 

そんなこと言われちゃ怒るに怒れません。

全てのゾンビを銀行内に集め、

生き残った4人で頑張ってゾンビと戦います。

 

そして・・・・・

 

驚愕のラストはネタバレなので本文の一番下に。


 

短いです。

75分。

アッサリと観れてしまいました。

 

冒頭でハンターの奥さんがゾンビに襲われますが、

その後は、

ゾンビ映画らしからぬ軽薄なオープニング・タイトルに続き、

若者達の犯罪計画→実行までが延々と描かれ、退屈。

 

ゾンビ軍団の襲撃開始後は、そこそこのテンションで引っ張ります。

時間も短いのでテンポは良く、まあまあ楽しめました。

 

ただ特殊効果を駆使した凄いグロ場面などは特に無く、

見せ場に乏しいです。

ゾンビが人に喰らい付く描写も、

傷口や肉が喰いちぎられる様子は死角になっていて、

血糊でグチャっとさせてるだけ。

 

発砲や着弾も、

やってるところでは一応ちゃんとやってますが、

場面によっては、撃つマネ、撃たれるマネだけ、

火花も血飛沫も無し。

 

ゾンビは伝染性があり、凶暴で俊敏に動くタイプ。

急所は頭ではなく心臓。

メイクは塗りとコンタクトの白眼程度ですが、

生き生きと動くタイプなので、このくらいでちょうど良いかな。

 

クライマックスは、

襲い来るゾンビの群れにたった数人で挑みますが、

特に作戦は無く、

1体1体撃ち殺してゆくだけ。

当然すぐに弾は切れ、あとはナイフで地道に刺し殺します。

 

でも殺しても殺しても、物凄い数で襲い掛かって来ますよ。

昔ながらのノロノロ・ゾンビならともかく、

相手は近年定番の俊足ゾンビ。

そんなんで間に合うの?

と心配していたら・・・・・

 

※ 以下、結末に触れています。


 



 

比較的良い強盗(?)2人と婦人警官の計3人が、

おびただしいゾンビの群れとナイフだけで戦っていると、

 

突然、場面が変わりまして・・・・・

 

銀行内は死体の山。

 

達成感に溢れた表情の3人。

 

ゾンビ、壊滅したみたいっす。

ナイフ3本で。

 

やがて朝焼けの町には、

清々しい表情で歩く強盗2人と婦人警官の姿が。

 

ジョークなど言い合う3人。

 

強盗の手には奪った金の袋。

 

・・・・・逮捕しろよ。


 

しかし空間を限定しないゾンビ大量発生タイプの作品には

珍しいんじゃないですかね。

 

ゾンビが全滅してのハッピーエンド。

 

肝心の場面は大幅に省略ですが・・・・・

 

・・・・・まあ、短いし、

DVD5百円だったからいいや。

赦す。

 

 

 


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