痛いたかし | 秘密の扉

秘密の扉

ひと時の逢瀬の後、パパとお母さんはそれぞれの家庭に帰る 子ども達には秘密にして


Image818.jpg 昨夜、私は寝るばかりでGoogleマップを見ているところだった。


「切った(*_*)
 血が止まらなくて医者に行ってきたー
 かなり深くざっくりだー」

ビックリした。親指がミイラになったみたいだ。私の背中がムズムズする。痛みを想像するだけで固まってしまう。


「え”-、大丈夫?何で切った?」

「タマネギの皮がすべった、メール打つ指だから不便だー」


世の中で定番の指の怪我の原因。これではメールで状況を教えてもらいたくても、聞き出せない。パニックになりそうだったけど、もうたかしはそろそろ寝る時間だった。こんな指でPCに向かえと言うのも酷だ。


「塗ったのかい?」

「ん?」

「縫ったのかー」

「切り落としたから縫うものがないー、おやすみ」


いったいどれだけ落としたのだろう…それにしてもなんとまどろっこしいやり取り。知りたいことが伝わらないけど今夜は短く短く。


「詰めたのかー、おやすみ」

「トイレも不便だったー」

おやすみの後に、こんなメールが出来るなら大丈夫なんだろう。


今日は病院に寄ったらしい。全治一ヵ月半。


「いったいどんな状態なのー、気になるんだよ~」

「状態は指先の皮膚がそげたー、肉が見えてグジュグジュしてる」


想像するだに痛い。でも、昨夜私はたかしよりも痛かったのだ。別の意味で。

続きは眠いのでまた明日(?)