暖かい週末でしたね
江戸は近所の家の庭に梅が咲いてました
インフルエンザが流行り
怖いので暖かい週末も坊ちゃんとネコ達とコタツでケーブルテレビの映画三昧でした

ワシの初恋は小学四年カナヘイハート
先天性心臓中隔欠損症だったワシ
心雑音がある…
と産まれた頃言われたようだが乳をよく飲み
小学の頃は陸上部でカジカジ走りメキメキ記録を更新するワシをだれもが心臓悪いなんて思いもしなかったようで

しかし
春の内科検診で心雑音
要検査!アセアセ
となり心電図だの血液検査だのを経て
動脈カテーテル検査で病気が確定してしまい
運動禁止になってしまう

その頃ワシは訳あり青森市の父の姉叔母の家に世話になって暮らしていた

さあ夏休み
いよいよ心臓の手術をすることになり
市内で一番大きい病院に入院

主治医です
と挨拶にきたのは背がスラリとした若い医者
東北大学を卒業し研修医を終えた医師である
年齢から逆算すると医学部一発合格

ありゃ一目惚れラブラブ目
てゆうもんだわな(//∇//)

入院した病棟は外科病棟
周りは大人ばかり、隣のベッドのおばちゃんは乳がん
今思えは乳がんにこの頃から縁があったのかもしれない

大人ばかりの病棟に子供が居るんだから、やたらに可愛がられた

外科部長だの、えらい先生方といつも一緒にいて消灯後はナースステーションに居座り
看護師とオヤツ食べながら大人の話に知ったかぶりで頷き笑われた

とにかく腹が痛いわけじゃないから、なんでも食べれて病院食が嫌だとワガママ言っては外科部長に寿司買ってもらったり
今じゃ考えられないことをしていた

朝は回診後、部長と手を繋ぎ医局に行き
二日酔いで点滴している医者を見つけては大丈夫?
なんて声をかけ
学校より居心地いい入院生活を送ったワシ

その頃、乳がんで入院してきた若いお兄さんがいた
男も乳がんになるんだあ
と医者から教えてもらい、乳がんの手術したおばちゃんのキズ痕にビビった
昔の乳がん手術は筋肉まで取るから穴が開いて肋骨が見えるようなキズだ

今じゃ考えられないほど本人達は深刻に悩んだのではないだろうか

無事退院し
退院祝いにワシは主治医と産まれて初めておデイトラブラブと相成る

お誘いは、勿論医者
学生時代スピードスケートをしていたそうでスケートに誘われたのさ

朝からおめかしして駅で待ち合わせ
青森市内にスケートリンクがないので八戸まで電車のプチ旅

初めてのスケートに先生と手を繋ぎ
ひゃーだの言いながら滑る
なんせ運動だけは得意なワシは悲しいかな一発で滑れるようになっちまい
キャーだのひゃーだのひゃーだの言いながらずっと先生と手を繋いでいなくてもスイスイ

食事して
叔母の待つ駅まで夕方帰ったのさ
次の年には仙台大学病院に帰る
と行ってしまい
淡いワシの初恋は終わってしまった
金魚の糞としてついて歩いた外科部長も偉すぎて外来検診でも合わなくなり
ワシは順調に回復し陸上部にもどり記録を更新し続けたのだ

ワシが退院するとき外科部長は医者になり帰って来なさい
と言われたけど
ワシ注射が嫌いで看護師だの医者だの将来の夢にはカスリもしなかった
今思えば人にするんだから好きも嫌いもないわけで、もう少しお利口な頭が欲しかったよ
ちぇっ…アセアセ

初発乳がんになったとき
何気に検索した主治医の名前
ヒット!
そりゃ何年も医者してればなんかで出てくるのは当たり前

再発し又検索する
そしたら仙台のイムス総合病院の院長となっていた
もしかして、こちらにブログ書く人達も通院しているかもしれないけど

今も変わらない目鼻立ちの整ったお顔だちである

もう忘れてしまわれた
と思ったが病院アドレスにメールしてみた
な、な、なんとお返事をいただきました

もう何十年も昔のことなのに
ありがたいことで覚えていてくださいました

坊ちゃんのことやワシのことでメールにお返事もらってます
ありがたいことです