こんにちは、若林です。
昨日テレビで「名医が認定!日本全国で見つけた身体を老けさせない新事実SP」という番組で「認知症予備軍の可能性の高い症状」と認知症機能障害を改善する「デュアルタスクの方法」と「注意分割機能テスト」という脳の年齢をチェックする方法が紹介されていました。
最近の研究で認知症になる一歩手前の危険な症状がわかってきて、それによると、次のような症状があれば認知症予備軍の可能性が高くなります。
- 何をしようとしていたのかすぐに忘れてしまう
- ひんぱんに物をなくしてしまう
- 1日に何度も同じ話を繰り返す
これらは数分から数時間前に経験した短期の記憶能力の低下が原因ですが、短期記憶が抜け落ちてしまう症状が頻繁にあらわれると、認知症予備軍になる可能性が高くなってきます。
さて、認知症予備軍は、脳の神経細胞の死滅が広がり短期記憶能力が低下していくのですが、その時脳内を検査すると、脳内の血流量が低下していて、その血流量低下の範囲が広がり続けると認知症を発症します。
年をとってくると、一個一個の動作が分解されて動くようになります。だからそうならないように2つ3つのことを平行して行う能力をいつまでも保つとつながります。
2つ以上のことを同時に行える能力を鍛えることで、脳の血流量をあげることができ、それが短期記憶機能の回復に効果があるのです。
今日は番組で紹介されていた脳の年齢を計る「注意分割機能テスト」について説明します。
思考や記憶を司る前頭葉の働きを見るためのテストで、書かれている文字とその位置が正しいものに丸を付けるテストで、全部で80文字を制限時間1分で解答します。
●注意分割機能テストのやり方
書かれている文字とその位置が正しいものに○をつけます。下図では○のついているところが正解です。
○印を付けたら同時に、下図のようにその下に順番の通し番号を書いていきます。
注意分割機能テストは思考や記憶を司る前頭葉の働きを診るためのテストです。約800名の検査結果から算出した脳年齢の目安は次のようになります。
脳年齢 正解数
50代以下 27個以上
60~61歳 26個
62~63歳 25個
64~65歳 24個
66~67歳 23個
68~69歳 22個
70~71歳 20個
72~73歳 19個
74~75歳 18歳
76~77歳 17歳
78歳 17個
79歳 16個
80歳以上 15個以下
50代以下 27個以上
60~61歳 26個
62~63歳 25個
64~65歳 24個
66~67歳 23個
68~69歳 22個
70~71歳 20個
72~73歳 19個
74~75歳 18歳
76~77歳 17歳
78歳 17個
79歳 16個
80歳以上 15個以下
認知症予備軍の人は早期発見、早期治療すれば症状の改善が期待できますので、心配な方は一度注意分割機能テストをやってみてもいいかもしれませんね。
生活習慣、食事、睡眠、運動の改善とともにヒーリングも学んで脳だけでなく身体全体のヒーリングを続けると症状の改善スピードが早くなります。
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