7月9日、雨の中、プエジデントウーマン主催のフォーラムに出席してきました。

最初にJAL社長、植木義晴さんの基調講演があったのですが、とても素晴らしかった。

色々な気づき、なんとなく内側に溜まっていて言葉になる機会がなかったものが溢れてきて、
まとめると素晴らしかった、としか言い様がないほど素晴らしかったです。

色々な記事で拝見することはありますが、実物は、
(女性管理職・管理職候補向だから、肩の力を抜くようにということもあってかもしれませんが)
紙面で読むインタビューなんかよりお茶目で、温かい人柄がものすごくよく滲む方でした。

幼い「よっちゃん」や兄弟をどう導いてくれたかというお母さまの話から、人は個性があるから導き方も違うのだという学びを、
機長になるにあたって「乗客の命に対する責任」を考え抜いたことを、
そして役員に選ばれたときそれを拝命するにあたって考えたことを、
人としてもとても大切な、信頼・尊敬・責任というものの根源を芯に響くような、優しい語り口で話してくださいました。

稲盛さんから社長に指名を受けたとき、「33千人(JAL社員)を惚れさせることができるか見ている」とだけ言われた、という話は、本当にそう言いたくなるお人柄だ、としみじみ思いました。

その後の懇親会でも参加者の相手を丁寧にしてくださって、
社長のお人柄に惚れました。(笑)

命を預かる覚悟を固めた人に命を預けることができる、
そんな覚悟の持ち方をできる人を上司と仰ぐことができる、
社員冥利に尽きるんじゃないでしょうか。

実際のやり方に反発することがあっても、理解できなかったとしても、
ぶつかり合う価値のある人とつながるというのは有り難いことだと思います。

ほんのひと時でも、そんな方と話ができたこと、とんでもなく幸運なことでした。