ユダ金さん、ニコラテスラの技術を応用して人工衛星からマイクロ波を地球に送りいろいろな気象操作を行っているんですね。

2014年にHAARP計画が中止されましたが、電気を使う量が半端じゃなかったんですね?w

だから人工衛星で太陽発電した電気をマイクロ波に変えて地球に送り込み気象操作をする方法に変えたんでしょうね。w

マイクロ波は電子レンジと同じなので地上、海面、大気その他を温めるのに非常に適していますし、ピンポイントで目的を狙えますよね。

東北線状降水帯の様子150911

線上降水帯を作り出すこともお茶の子さいさいのようです。www




http://ameblo.jp/alissa-jp/entry-11913743525.html

昨年は広島はこれにやられました。↑

自然現象のように、いろんな名前をつけますが、マイクロ波による気象捜査の結果と思われます。

要因は、昨年の広島土砂災害より大きい「線状降水帯」

台風18号の影響による大雨で関東や東北では10日も記録的な豪雨が続き、茨城県常総市では鬼怒川の堤防が決壊した。気象庁は10日未明から順次、栃木、茨城各県に特別警報を出した。

【写真】台風18号の影響による大雨で氾濫した茨城県常総市若宮戸地区の鬼怒川

 記録的な大雨をもたらした直接の要因は、関東地方の上空に南北に延びた「線状降水帯」と呼ばれる雨雲の連なりだ。ウェザーニュースの気象予報士・内藤邦裕さんによると「昨年、広島で土砂災害を起こした大雨も、この線状降水帯が原因だった」という。

 ただ、今回は広島の土砂災害の時よりも雨雲がさらに発達していたという。内藤さんは「通常の降水帯は幅が5キロ程度。今回は50~100キロ弱あります。複数の降水帯がある場所にさらに雨雲が入ってくることで、スケールが大きくなりました」と説明した。

 降水帯が大きくなった最大の原因は、温帯低気圧に変わった台風18号が日本海上で停滞したため。低気圧の東側に南からの湿った風の通り道ができた。加え て、低気圧の東側に位置する台風17号からの東風が南風とぶつかり合って収束。南北に雲が延び、両側の強い勢力に挟まれる形で長時間にわたり停滞する形と なった。

 加えて、日本列島の西の上空に広がる氷点下9度の空気の固まり「寒冷渦」も速度が遅く、大気は極めて不安定な状態に。積乱雲が長時間にわたり次々と発達して線状降水帯が形成された。

 栃木県で特に雨が強くなったのは「県の北部に行くにつれて標高が高くなり、上昇気流が強まるので、雲ができやすくなるためです」と内藤さん。「関東地方 でこれだけ激しい雨となるのは10年以上ぶりでは」と話し、最近の似たパターンとして、1998年8月に栃木・福島で大きな被害を出した豪雨を挙げた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150910-00000261-sph-soci

天才科学者ニコラ・テスラが構想した無線送電システム(世界システム)の実現プロジェクトが始動!!

テスラコイルや蛍光灯の発明で知られる天才科学者ニコラ・テスラは、無線送電システム(世界システム)を提唱し、実験を行っていました。この壮大な システムが実現すれば、世界中からコンセントがなくなり場所に関係なく電化製品を使えるようになりますが、テスラは実現することはできませんでした。

そのテスラの夢を引き継いだ人々が、世界システムを完成させるプロジェクトを始動させました。

ニコラ・テスラは。19世紀中期から20世紀中期の電気技師、発明家。交流電流、ラジオやラジコン(無線トランスミッター)、蛍光灯、空中放電実験 で有名なテスラコイルなどの多数の発明、また無線送電システム(世界システム)を提唱したことでも知られており、エジソンと張り合ったことでも有名です。

テスラの世界システムは、無線送電装置によってどこでも電化製品を動かせるというもの。計画は実際に実行されており、1901年、J・P・モルガン の援助により、ロングアイランド、ショアハムに高さ57mの無線送信塔「ウォーデンクリフ・タワー」の建設を開始。1905年に完成するも、その後モルガ ンとの関係が悪化して資金繰りに詰まり、研究は中断。アメリカが第一次世界大戦に参戦すると、1917年にタワーは標的にされるとの理由で撤去されまし た。

ウォーデンクリフ・タワーでは、使用された電磁波は150kHzで長波領域の電波であり周波数が低すぎてすぐに拡散してしまい、利用者に到達する頃には電気密度が薄すぎるために電力の伝送は結局失敗しました。

そんな夢の装置を実現させようとしているのが、ロシアの技術者グループです。モスクワ物理技術研究所(MIPT)の卒業生であるレオニード・プレハ ノフ氏とセルゲイ・プレハノフ氏が中心となっているグループで、両氏はオリジナルのテスラの塔を作るために数年間、装置と特許の研究を続けてきました。そ の結果、世界システムは実現できることを確信しました。

すでにシステム自体は完成していると、現在はクラウドファンディングで資金提供を呼びかけています。高さ54mの塔の建設が最初の目標で、目標金額は80万ドル(約8000万円)。2014年8月~9月に塔を建てる予定となっています。

プレハノフ氏によると、全世界の電気は39000平方マイルの土地に太陽電池を敷き詰めることで実現できるとのこと。この広さは、一辺322kmの 正方形の面積と同程度となります。この太陽電池で発電した電気を、世界システムを通じて全世界に供給することで世界のエネルギー問題を一挙に解決できると いいます。

夢物語のような話ですが、天才科学者が100年以上前に構想して「実現できる」と考えたシステムを、現代の科学技術力を結集すれば実現できるかもしれませんね。もし完成すれば、砂漠に太陽電池を設置して発電し、世界中に電気を供給することになりそうです。

http://commonpost.info/?p=95394

無線送電実験にJAXAが成功 宇宙太陽光発電に一歩

動画】無線送電実験にJAXAが成功=小堀龍之撮影

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などは8日、電気を無線で飛ばす実験に成功した。宇宙空間に浮かべた太陽電池パネルから地上に送電する、「宇宙太陽光発電」の実現に不可欠な技術で、今後の研究開発につなげる。

 宇宙太陽光発電は、電気をマイクロ波などに変換して宇宙から地上に送る構想で、日本では1980年代から本格的な研究が始まった。昼夜や天候に影響されずに発電できることが特徴。実現するには、コストの大幅な削減など多くの課題があるが、JAXAなどは、直径2~3キロメートルの巨大な太陽電池パネルを使えば、原発1基分(100万キロワット)相当の発電ができると試算している。

 一方、強力なマイクロ波は人体や環境に悪影響を及ぼす恐れがあるため、極めて高い精度でマイクロ波の向きなどを制御して、ねらった場所にピンポイントで送電する必要がある。

 兵庫県内にある三菱電機の屋外試験場で実施された実験では、送電用アンテナから発射するマイクロ波の角度を少しずつ変えて、向きを細かく調整。約55メートル離れた場所に設置した受電用のアンテナへ正確に送ることに成功した。

 JAXA研究開発本部の大橋一夫・高度ミッション研究グループ長は「マイクロ波の制御は安全に、無駄なく電気を送る上で重要な技術。確認できたのは大きなステップ」と話した。

 実験は1日に予定されていたが、悪天候のため8日に延期されていた。(小堀龍之)

http://www.asahi.com/articles/ASH376JM4H37PLBJ002.html

50年に一回の気象が何度も起きるわけがあるわけないでしょう?www環境破壊のしっぺ返し?www
それだったら、とっくに起こってなければならないでしょう?何でこうもタイムリーに起きるんでしょうかね?しかも台風の後は、東京湾の地震、阿蘇山の噴火と物語のように続いていますしね。
これが人為的ではなく、自然であると思えという方がそれこそ自然でないように思えてなりません。


水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)は既に宇宙に存在していますね。マイクロ波を地球に照射していれば詳細なデータが残っている筈です。
http://www.eorc.jaxa.jp/news/2014/nw140520.html

スーパーカミオカンデと同様に金融偽ユダヤの犯罪を証拠としてデータで保持している筈です。
           パディントン
    2015/09/14 18:24

http://richardkoshimizu.at.webry.info/201509/article_113.html#comment

こういうことができるのですから、マイクロ波を照射されたら一発でわかりますよね。なぜ黙っているんでしょうかね?お約束ですか?www↓


平成26年5月20日

地球観測衛星データを利用した
  極域環境監視ウェブサイトを公開します


    情報・システム研究機構国立極地研究所(以下、「国立極地研究所」)と独立行政法人宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)は、地球観測衛星データ を利用した、南北極域の海氷密接度、海面水温及び積雪状況を研究者だけではなく、一般の方々に広く紹介することを目的として、準リアルタイム極域環境監視モニターウェブサイト(VISHOP:VIsualization Service of Horizontal scale Observations at Polar region)を公開します。
  
    国立極地研究所とJAXAは、これまで、GRENE北極気候変動研究事業における海洋地球観測船「みらい」や南極地域観測隊への水循環変動観測衛星「し ずく」の観測データ提供をはじめ、地球温暖化の影響が表れやすい南極・北極における科学研究での協力関係を築いてきました。
  
    本ウェブサイトは、JAXAと国立極地研究所の間で締結された「地球観測衛星データの利用に関する」協定に基づいて準リアルタイムで提供される、水循環 変動観測衛星「しずく」の観測データにより、南極・北極の海氷密接度、海面水温及び積雪深を可視化して合成画像他を作成し、公開するものです。同時に、準 リアルタイムの南極・北極の環境監視画像だけでなく、JAXA提供による南極・北極の海氷面積数値情報を公開するとともに、2012年7月から公開された 水循環変動観測衛星「しずく」の観測データが、時系列変化のアニメーションも含めて閲覧することが可能です。
  
   本ウェブサイトは国立極地研究所が行っているGRENE北極気候変動研究事業においてデータ公開基盤として整備・開発した北極データアーカイブシステム(ADS)によるものです。


図: 準リアルタイム極域環境監視モニター(VISHOP:VIsualization Service of Horizontal scale Observations at Polar region)ウェブサイトトップページ

水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)
水循環変動観測衛星「しずく」(GCOM-W)

<GRENE北極気候変動研究事業>
   文部科学省の大学発グリーン・イノベーション創出事業「グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス」(GRENE)事業 北極気候変動分野で国立極地研究所が代表機関、海洋研究開発機構が参画機関として採択されたのが「急変する北極気候システム及びその全球的な影響の総合的 解明」(北極気候変動研究事業)です。4つの戦略研究目標達成を目指し9つの課題を採択し、平成23年度から平成27年度まで事業を実施します。
   本事業についての概要はホームページをご参照下さい。   

<北極域データアーカイブシステム(ADS)>
    GRENE北極気候変動研究事業では北極域で取得された観測データやモデルシミュレーション等のプロダクトを保全・管理し、地球科学コミュニティ内でそ れらが円滑に利用できるための仕組みを構築しました。また同時に、多くの人々が多種多様な目的に応じて科学データを利用することが可能となる供用システム としての運用を行っています。北極域データアーカイブシステム(ADS)の概要はホームページをご参照下さい。

【参考】
  平成24年10月1日
  海洋地球研究船「みらい」と第一期水循環変動観測衛星「しずく」との
  連携協力による北極海の調査・観測の実施
  http://www.jaxa.jp/press/2012/10/20121001_mirai_shizuku_j.html

平成24年12月25日
  南極地域観測隊(「しらせ」・「海鷹丸」(うみたかまる))への
  第一期水循環変動観測衛星「しずく」の観測データ(海氷情報)提供について
  http://www.jaxa.jp/press/2012/12/20121225_shizuku_j.html

平成25年6月14日
  地球観測衛星データの利用に関する協定の締結について
  http://www.nipr.ac.jp/info/notice/20130614.html

【関連URL】
  国立極地研HP

http://www.eorc.jaxa.jp/news/2014/nw140520.html

マイクロ波を使っての技術には、こんなのもあります。EMPは、そろそろおおっぴらに使ってくるかもしれない武器ですね。↓

聞こえてくる「人類文明終焉戦争」の足音: 米国ボーイング社が「 EMP ミサイル」の開発に成功



1-micro.jpg

▲ ボーイング社のテストのイメージ。ミサイルからターゲット方向のすべての電気システムとコンピュータ系統をクラッシュさせる。
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(訳者注) 最近の話題からは唐突に外れますが、今朝、「 EMP 」に関しての報道が目にはいりました。

アメリカ空軍から研究依頼を受けていた米国ボーイング社が、マイクロ波ミサイルといわれる、「電子系統クラッシュ兵器」を完成させ、そのテストに成功したという報道があったのです。

これらは昔でいう「ブラックアウト(停電)爆弾」と呼ばれるものなのですが、停電爆弾という何となく間の抜けた語感とは違い、私個人は核型の EMP (電磁パルス爆弾)を含めて、これらは一種の「究極の終末兵器」だと思っています。

なぜかというと、現在の多くの国と、その人々の生活は「何もかも電気システムとコンピュータから構成されているから」です。

下は米国ボーイング社の今回の実験の際の写真。

c-micro.jpg

▲ テスト用に設営された複数のビルをターゲットにし、そこにコンピュータなどを配置。ミサイル発射直後にすべてのコンピュータは写真下のようにクラッシュしました。 BLAZE より。


過去、高高度での核爆発での EMP 兵器の威力に関しては、何度か取り上げたことがありますが(関係した過去記事は末尾にリンクしておきます)、これは非常に広い範囲に対してしか使えないものです(爆発高度によりますが)。

たとえば、 EMP 兵器は、「ひとつの国を滅ぼしたい」とか、そういうのには効果的でも、限定的に使うことが難しいので、通常の兵器とは言いがたいものがあります。

核を用いた EMP 攻撃というのは、たとえばターゲットが日本なら、基本的には一発の爆弾による一発の爆発だけでOK(名古屋上空で爆発させれば、本州の全域が復旧の見込みのない停電に陥る)というたぐいのものですが、ただ、「影響範囲が大きすぎる」ので、実際に使うには無理があると思うのです。

それだけに「実戦でも使える EMP 」の開発には、各国がその研究にしのぎを削っていたのがこの数年だったようです。

このあたり、少し過去記事や他のサイトの記事などから資料を抜粋しておきます。

まず、EMP 爆弾と呼ばれる兵器について、上に「名古屋上空に~」というのを書きましたが、下のは In Deep の過去記事ですが、2011年6月の「韓国統一ニュース」という韓国のメディアに掲載された文章を訳したものを載せていますが、そこからの抜粋です。


1997 年7月16日、米連邦下院国家安全委員会の公聴会に提出された資料によれば、電磁波兵器が北米大陸の中央部上空 50kmの高さで爆発した場合、半径 770kmに及ぶ地域が破壊される。そして、上空 200kmの高さで爆発すれば半径 1,600 kmに至る地域が破壊され、さらに、上空 480kmの高さで爆発すれば、半径 2,360 kmに及ぶ地域が破壊されることが示された(下の図)。



ニューヨークからサンフランシスコまでの直線距離は 4,140 kmであり、北米大陸中央部の上空 480kmの高さから高高度電磁波兵器が爆発すれば、北米大陸は巨大な電子雲に完全に覆われるのだ。 (中略)


日本への攻撃

国土面積が狭い日本には大陸間弾道ミサイルは必要なく、中距離ミサイルを高高度電磁波兵器を乗せて日本列島中央部にある名古屋上空 45kmの高さで爆発させることで、九州西端の長崎から、青森まで、日本列島が電子雲に完全に覆われる。

北 朝鮮の西海にある衛星発射場を距離測定の基準点にするとそこから北米大陸中央部までの距離は 9,800 kmで、名古屋までの距離は 1,200 km 。発射された高高度電磁波兵器が北米大陸中央部上空に達するまでの時間は 30分、名古屋上空に達する時間は、発射からたった 4分だ。




全文の翻訳は、過去記事の、

北朝鮮はスーパーEMP兵器を完成させたのか?
 2011年06月27日

にあります。

この韓国メディア記事では、米国と日本を例に挙げていますが、周辺国で EMP 兵器を持っているのは北朝鮮だけだと思われ( EMP 兵器には核が必要なので)、実際にはもっとも危機感を持っているのは、北朝鮮の隣国である韓国だと思われます。

なので、韓国軍は以前から研究を続けていますが、核を持っていない韓国では、破壊力のある EMP 兵器を作ることができていないようです。それは上の記事にある、


韓国軍が開発中の非核低高度電磁波兵器とは比較などできないほど EMP 爆弾は、その破壊力が強く、軍事戦略の拠点に設置された電磁波防護施設まで破壊してしまう恐るべき威力を発揮する。



という記述からも感じられます。

「非核(核を使わない)」の電磁波兵器は弱い。とはいえ、核を使った EMP はあまりにも破壊力が強く、いわゆる「普通の戦争」で使えるものではありません。戦場で使えば、「敵も味方も何もかも電気システムがクラッシュしてしまう から」ですが、今回、米国のボーイング社が開発に成功したマイクロ波ミサイルは、制御できる電気システム完全クラッシュ兵器のようです。

そして、この登場というのは、なかなか厄介な時代に投入したなあ・・・と、やはり思います。


この「マイクロ波ミサイル」については、4年前の WIRED に記事が書かれたことがあります。
概略を抜粋いたします。


マイクロ波ミサイルや「停電爆弾」:敵国の電子機器を使用不能にする「電子戦」
WIRED 2008.12.10

micro.jpg

ローテクの過激派でさえ、最近は多少の機器を使いこなしている――1、2台の携帯電話でしかないかもしれないが。米空軍が、敵の電子回路を瞬時に焼き切ってしまう新しいマイクロ波ミサイルを製造したいと考えているのもそのためだ。

4000 万ドル( 32億円)の費用を計上している3年計画の『対電子機器高出力マイクロ波(HPM)先進ミサイル・プロジェクト』とは、「電子システムの劣化や損傷、破壊 をもたらす能力を備えた技術を実証するための、多発式多目標HPM空中プラットフォームの開発、テスト、実証」を目的としているという。

だが、こうした電磁波爆弾にはさまざまな問題が付きまとっている。「費用、サイズ、ビーム制御、発電など、解決不可能にも思える条件」がいくつもあるという。



この「解決不可能にも思える条件」が、今、解決したようです。

まあ・・・・・以前書いたEMP 兵器の記事や、スタクスネットなどのインフラ破壊ウイルスの怖さというのは、要するに「私たち現代人が驚くほど電気とネットワークとコンピュータシステムに依存して生活している」からです。

過去型の「停電兵器」というのは、化学処理したカーボンファイバーなどを敵の電力施設の上空で無数にばらまき停電させるというようなものでした。影響は限定的ですし、不確実でもあります。

しかし、最新型のこの「停電兵器のたぐい」がクラッシュさせるものは、EMP 兵器などとほぼ同じだと思われ、すなわち、

・電気系統
・コンピュータシステム
・放送を含むネットワークシステム
・携帯を含む通信システム
・インターネット網

などの全部だと思うのです。

現代の戦争はほとんどこれらに依存していますので、つまり、上のものがすべてクラッシュした場合、先進国の軍隊は軍隊として機能しないと思います。

下の記事では、ボーイング社の研究者の人が、「我々は戦争の新しい時代を切り開いたのです」というような言い方をしていますが、まあ、そういうことになるのかもしれません。

たとえば、「これから戦いに行く都市機能の無力化」ということがわりと簡単にできてしまう。兵隊は、相手の都市と軍隊の機能が麻痺した後に行けばいい、と。


そういう兵器があった場合、米軍は使うかというと、「使う」と思います。前例もあります。米軍は、カーボンを使った過去型の「停電兵器」を 1999年のコソボ紛争で使ったとされています。

なので、新しい停電兵器でも躊躇なく使うと思います。

今年の夏頃に、

アメリカ国防総省の機関がサイバー戦争での自動対応プロジェクト「プランX」構想を発表
 2012年08月23日

という報道をご紹介したことがあります。こちらは、1963年の映画『博士の異常な愛情』の中に出てくる「世界全滅装置」を彷彿とさせる計画の話でした。

今の世の中、小さなものから大きなものまで、ほとんどすべてが、電気とかネットワークとかで牛耳られていて、それらが「破壊された時」というのは、文明という点からは「この世の終わり」なわけで、こちらの「進み具合」というのもいつも気になることでもあります。

それでは、その新型ミサイルのテストに成功した報道を米国の CBS ニュースから。





Boeing Successfully Tests Microwave Missile That Takes Out Electronic Targets
CBS (米国) 2012.10.25

ボーイング社が電気システムをクラッシュさせられるマイクロ波ミサイルのテスト飛行に成功


boeing-champ.jpg

▲ アメリカ空軍が進める「対電子機器高出力マイクロ波先進ミサイルプロジェクト CHAMP 」のイメージ画像。


米国ボーイングは、他への損傷をほとんど与えずに「電気系統システムだけを破壊させることができる」新しいミサイルの試験をおこなった。

ボー イング社のプレスリリースによると、米国ユタ州にある「ユタ・テスト・アンド・トレーニ ング・レンジ ( Utah Test and Training Range )」において、ミサイルの電波の影響を測定するために、コンピュータとエレクトリックシステムを起動させたマイクロ波ミサイルがテストされた。

このミサイルは、 CHAMP (対電子機器高出力マイクロ波先進ミサイルプロジェクト/ Counter-Electronics High Power Microwave Advanced Missile Project )として知られている。

試験で、このミサイルは、正常な電気系統システムやコンピュータ・ネットワークを使用不能にすることができることが確認され、さらに、テレビカメラの録画記録まで吹き飛ばした。

CHAMP プロジェクトのプログラム・マネージャーのキース・コールマン氏( Keith Coleman )はプレスリリースで次のように述べている。

「この技術は、現代の戦争において新しい時代を切り開くものだといえます。近い将来、この技術を使うことにより、自国の軍隊が現地に到着する前に、敵の電子系統とコンピュータ機能をクラッシュさせ、使い物にならなくさせるという目的のために使われる可能性があります」。

試験では、7カ所のターゲットが作られたが、それは1時間の間に、他の副次的な損害をほぼ出さずにすべての電気系統をクラッシュさせることに成功した。

コールマン氏は、この技術が非致死性戦争(人を殺さない戦争)においての大きな前進だと確信しているという。コールマン氏は、プレスリリースで、「今日、私たちはSFの世界を科学事実に変換することができたのです」と述べている。

ボーイング・ミリタリー・エアクラフト社のジェームス・ドッド副社長は、このマイクロ波をなるぺく早く配備できることを希望している。

今回のテストには、アメリカ空軍調査研究所の指向性エネルギー局( U.S. AFRL Directed Energy Directorate )のスタッフたちも参加した。



(※)ここに出てくる指向性エネルギー局というのは「指向性エネルギー兵器がもたらす生物学的影響に関する研究部門」だそうです。





(訳者注) これまでの EMP とスタクスネットについてふれた記事をリンクしておきます。

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今回の記事と関連した過去記事:

「 EMP 攻撃シミュレーション」だったとすると完全な成功を収めたように見える北朝鮮のミサイル実験
2012年04月17日

米国の保守系シンクタンクが「米国は電磁パルス攻撃で壊滅する」と報告
2010年11月30日

地球文明を破壊する威力を持つウイルス「フレーム」が歩き始めた
2012年06月10日



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[1年前の In Deep ]
2011年10月26日の記事

巨大な磁気嵐がもたらしたアメリカ全域での「赤い空」



▲ 2011年10月24日の米国ミズーリ州インディペンデンスでの夜の空。

http://oka-jp.seesaa.net/article/299121149.html