新たな調査から、アメリカの大都市で貧困が増加し、多くの家族が十分な食料品も確保できない状態であることが分かりました。
ロイター通信によりますと、アメリカの29都市を対象にした、貧困やホームレスに関する調査報告は、この1年で、食料の緊急支援の申請件数が増加したことを示しています。
これらの申請の内訳は、26%が就業世帯、19%が高齢者、11%がホームレスからのものとなっています。
これは、2007年から2009年の景気低迷の影響に関する最新の調査となっています。
この金融危機から2年半が経過しますが、アメリカの人々は経済問題に苦しんでおり、失業率は8.6%に達しています。
アメリカでは、およそ2440万人が失業中であり、政府の調査によれば、2010年、4910 万人のアメリカ人が貧困状態にあったとされています。
この報告では、アメリカの各都市での失業、貧困、低賃金、家賃の高さが、貧困に陥り、食料品を確保できない最大の原因として挙げられてます。
この報告はさらに、アメリカの29都市のホームレスの数が、平均6%増加していることを示しています。

http://japanese.irib.ir/index.php?option=com_content&view=article&id=23657:2011-12-15-12-02-55&catid=17:2010-09-21-04-36-53&Itemid=116