◆究極の「既製服のフィッター」と呼ばれるわけは… | 児玉千恵子@連絡簿

児玉千恵子@連絡簿

わが国に「既製服のフィッター」を誕生させたパイオニアとして知られ
VMD改善実地指導で売れるCS空間を創る「売場の庭師」とも呼ばれている
児玉千恵子が書き下ろす公式ブログ

 アクリスジャパンが、日本初の社内資格制度「フィッティングコンシェルジェ」(登録商標)を、いよいよ今月からスタートさせます。

児玉千恵子@連絡簿-(C) DOMINANT LIMITED  他に先駆けた、「究極の顧客満足」を目指す「究極の差別化」戦略として注目されるところですが、それにしても、なぜ、「究極」なのか、今日までの「既製服のフィッター」の流れを、そのパイオニアと呼ばれている児玉千恵子の足跡をたどることで追ってみました。


 店頭活性化や顧客満足(CS)の向上、さらに修理費の削減等を目指した、「既製服のフィッター」関連の呼称は、1990年前後から児玉千恵子が業界に提起してきた「ボディフィッター」( 1992年繊研新聞 〉〈1994年繊研新聞 〉〈1997年繊研新聞 や 「ファッション販売」「チャネラー」に執筆記事多数 etc. なお、株式会社ワコールと児玉千恵子は、2000年5月、「ボディフィッター」の呼称使用に関する合意書 を取り交わしている)に始まったと言ってよいでしょう。
衣料フィッター  また、1995年から社内認定制度の先鞭をつけた西武百貨店の「衣料フィッター」には、ほぼ7年間その育成に関わり、指導を行うと共に、認定テストのすべてを作成、実技審査をとりまとめおよそ300人の資格者を送りだし、彼らは、現在も売り場の最前線やトレーナー、教育関連企業の指導者等として活躍しています。

 ちなみに、そのきっかけになったのが、1995年2月に発刊した『パワーアップCS販売術~ボディフィッター入門 』でした。なお、その内容は、今日、フィッターの教則本として版を重ねているロングセラー(6刷)の必携書『服のボディフィッター実践講座 に、ブラッシュアップしてひきつがれています。

衣料フィッター
 また、この「衣料フィッター」では、コンサルティングセールスの流れを踏まえたフィッターの知識&技術(本編及びアイテム別)の『社内教育用ビデオ(全6巻)』の脚本・技術指導等で制作協力(著作権:ドミナント所有・日本脚本家連盟著作権信託者
)しました。このVPは、フィッター関連のビデオとしては業界初の試みでした。

 他に、児玉千恵子が企画提案しその育成をお手伝いしたした社内認定制度としては「サイズフィッター」(東武)、「ドレスフィッター」(大丸)、「ファッションフィッター」(三越、後プロネットのフィッティングアドバイザー認定講座に)などの他、日本コンサルタントグループを通した百貨店や企業をはじめとした多数の研修があります。

 さらに今日、日本百貨店協会によって認定制度化された「フィッティングアドバイザー」も、これらの流れをくむものだと言えます(なお、協会を中心に各指定校の研修制度や認定審査のソフトを提供しているのが日本コンサルタントグループです)。

 その他「フィッター研修・セミナー」としては、今日まで主なものだけでも、そごう、東武(宇都宮店)、高島屋(大阪)、京急、丸井(福祉会)、ルミネ、などの他、ルイヴィトン、ジョルジョアルマーニ、クリスチャンディオール、ランバン、シャネルなどをはじめとしたラグジュアリーブランドでも実施、2002年からは、今日まで14回を数える公開ゼミナール「ボディフィッター実践講座」を日本繊維新聞社の主催により開催しています。
 こうして長年かかって、積み重ね培い、様々に呼んできた「既製服のフィッター」を集大成し、さらに展開すべく名称として付けたのが、児玉千恵子の「スタイリングフィッター(2005:商標登録) です。

 「スタイリングフィッター」は、「衣料の知識と補正技術に関する教育及び訓練(第41類)」という内容で証された商標登録としては、現在唯一の「既製服のフィッター」として注目を浴びています。

〔PHOTO:DOMINANT LIMITED 文責:HIROKODAMA〕
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